ローマのモンチSDは3日、キャプテンのフランチェスコ・トッティが今季限りで現役を引退すると発言した。「ローマの王子」として長年にわたりクラブをけん引してきた背番号10に賛辞が寄せられている。

9月で40歳になったトッティは、今季で契約が満了する。先日のローマダービーの際には、「オレのラストダービー? そう言っているのはオレじゃなくて他人だ」と、現役続行の可能性もほのめかしていた。

だが、モンチSDは3日の就任会見で、「クラブとの合意は今季でラストということだった」とコメント。昨年の契約延長発表時に「選手としての最後の契約」と明記したクラブの考えに変わりはないとの見解を示している。

元日本代表の中田英寿氏も所属していた2001年、クラブ通算3度目となるスクデットも獲得したトッティ。セリエAの長い歴史でも、ひとつのクラブで250ゴールをマークしたのはトッティだけだ。


ローマの象徴であり、「ローマとはトッティ」とまで言わしめた男がユニフォームを脱ぐとあり、世界各国のメディアもこぞってニュースを報じている。