『東京タラレバ娘』公式サイトより

写真拡大

 吉高由里子(28)が主演を務めるドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の第3話が2月1日に放送され、平均視聴率が11.9%だったことが分かった。同ドラマは、東村アキコ(41)原作の同題漫画をドラマ化したもので、初回放送から平均視聴率13.8%と好調だ。第2話こそ11.5%と微減だったものの、第3話で再び上昇をみせたことで勢いをアピールしている。今クールのドラマで視聴率トップを走る、木村拓哉(44)主演ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』(TBS系)をも追い越さんと、関係者の鼻息も荒い。

 原作では、恋愛や結婚と仕事のバランスに悩むアラサー女性を描くリアルさが話題となっているが、主演を務める吉高といえば、この主人公と全く真逆の“肉食”女子具合が世間に知れ渡っている。近いところでは、昨夏に一部週刊誌に報じられた、関ジャニ∞・大倉忠義(31)との交際が記憶に新しい。同ドラマ好調の影にあって、もう既に2人は破局していると報じるメディアもあるが、真相は明らかになっていないだけに、まだ2人の関係を疑っている関係者も少なくないという。

「2人は、ジャニーズからの圧力で別れさせられたと噂されていますが、今回のドラマ好調を受けて、吉高は“アラサー女優”としてまだ売れると踏んだ事務所が、積極的に破局説を流しているとの噂もある。しかしジャニーズからしてみれば、スキャンダルを広められた挙げ句、キムタクを立てたドラマでも吉高に負けるようなことがあっては面子に関わると、事務所内はピリピリムードのようですね」(芸能記者)

 一時期は、関ジャニファンからの吉高叩きも白熱していたものの、現在はすっかり落ち着いてしまっている。このまま吉高にやりたい放題されるわけにはいかないジャニーズとしては、何としてでも木村にトップの座を死守してもらわなければと、祈るような思いで戦況を見つめていることだろう。

■ツッコミどころありまくり…吉高叩きも鎮静化か?

 好調といわれている『東京タラレバ娘』だが、“賛”の声ばかりが大きいわけでは決してなく、“否”の声があがっているのも事実だ。吉高演じる主人公は若い脚本家で、原作ではそんな制作の現場を生々しく描くストーリーが持ち味だったのだが、テレビでは表現させることができないシーンも多く、原作と脚本のギャップが視聴者の間で物議を醸すときもある。

 しかしそれらは、吉高に対する評価に直接影響するものではなく、矛先といえばドラマ本編の監督や脚本家に対するもの。そればかりか、共演する元AKB48・大島優子(28)の演技に対するバッシングは相変わらずで、吉高以上の叩きどころが至る所に落ちているというのが、視聴者の素直な感想なのだろう。

「スキャンダル直後のドラマ主演だっただけに、“吉高叩き”が拡大するのも関係者は覚悟していたようです。しかし、脚本改変や大島のミスキャストを指摘する声が相次いだこともあって、吉高に対するバッシングの声はほとんどあがっていません。むしろ周囲へのバッシングが世間の関心を引き、かえって視聴率アップに繋がっていると、嬉しい悲鳴まで聞こえてきています」(テレビ局関係者)

 事務所関係者としては、ひとまず結果が出てほっと胸をなで下ろしているところだろうが、とはいえ吉高は、収録の打ち上げでは相変わらず下ネタを連発し、結婚願望をほのめかしているという。この様子では、いつまた新たなスキャンダルを引きおこすか分からない。「せめてこのドラマの放送中だけはおとなしくしていて欲しい」というのが、周囲の本音だろう。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。