「冬空のLove Song」より

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 世間を揺るがす醜聞も1年が賞味期限ということなのか、最近ベッキー(32)の調子がいい。テレビCMが次々決まり、テレビ出演も増えそうな復調ぶりだ。一方、ロックバンド・Hi‐STANDARDのボーカル・横山健(47)との不倫を暴かれたマギー(24)は、報道スルーの不誠実対応でファンやテレビ視聴者から怒りの声が止まない。二人とも不倫を犯したハーフタレントながら、明暗がクッキリと分かれつつある。

■炎上終了ムードのベッキー CM出演増のワケ

 昨年は、ゲス不倫ブームの火付け役となってしまったベッキー。2017年は文字どおり心機一転の年となりそうだ。
 
 2月3日から放送される女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」のテレビCMでは、かぼちゃの馬車のシンデレラ、という役どころを演じる。また1月31日には、JR博多シティの広告モデルに起用され、ローカルCMなどに出演することが発表された。すっかり上昇気流に乗っており、多額の賠償金に悩まされた所属事務所もホッと肩をなで下ろしたことだろう。

「ゲス不倫から謝罪会見、LINE露見、復帰までの一連の流れがある意味ストーリーになっていて分かりやすい。スポンサー側からすれば、ベッキーが現在身にまとう『再出発』『失敗や苦難に負けない女性』というイメージに惹かれるのでは。もちろん話題性に乗っかってサービスをPRしたい意図もあるでしょう」(報道デスク)

 2月2日に行われた「かぼちゃの馬車」のCM発表会見では、ベッキーがキー局に「CMを長く流してくださいね」とアピールする一幕もあったようで、報道陣との関係も悪くなさそう。まるで「私のスキャンダルで散々稼がせたんだから、今度はこっちのお願いも聞いてよ」と言わんばかりのたくましさだ。

「もはやゲス不倫は“昔の話”になりつつある。川谷絵音(28)のダダ漏れしている奔放な行動もベッキー擁護の追い風になっている。もともとベッキーは気遣いもできるし、タレントとして仕事のデキる部類の人間。仕事は黙ってても増えそう。『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)への年内復帰もありそうな勢い」(前出・デスク)

 一方、同じハーフタレントのマギーは結局、横山健(47)との不倫スキャンダルを完全スルー。Twitterやインスタグラムを素知らぬふりで更新している。

 しかしファンや視聴者は黙っていない。テレビ出演に関して抗議電話があることを一部メディアに報じられた他、SNS上でも「恥を知れ」「あなたの番組も見ないし関わるスポンサーの品物は購入しません」と過激な声が飛んでいる。

 また、ダウンタウンの松本人志(53)に『ワイドナショー』(フジテレビ系)で「マギーの話がしたい」とネタにされる始末。芸能界内外から格好の標的だ。

「それでも“メディア規制”が功を奏して少しずつ騒動が風化してきている。だがもはや公然の秘密。このままではスキャンダル以前の女性人気はもう取り戻せないでしょうし、イメージが悪すぎて仕事のオファーも減るでしょう。特に『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)は、春の改編期に降板させられるかもしれない。ベッキーと違って、一度降ろされれば復帰の可能性は乏しいかと。それもこれも不誠実な対応でファンや視聴者を“ナメた”結果だからしょうがないでしょうね」(芸能関係者)

 不倫スキャンダルから脱した感のあるベッキーとは対照的な道を歩む“嫌われマギー”。残された道は、セクシー写真集で男性ファンに媚びを売るだけか。それとも女性ファンを惹きつける一手が残っているのだろうか。芸能人のイメージ戦略はとかく難しい。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する