安齋肇「この話がタモリさんの耳に入るのが一番怖い！」
日本が世界に誇る各界の“知のフロントランナー”を講師に迎え、未来の日本人たちに向けてアカデミックな授業をお届けするTOKYO FMの番組「未来授業」。昨年12月の放送で、日本のサブカルチャーをけん引してきた安齋肇さんとみうらじゅんさんを講師に迎え、“失敗と、般若心経と、遅刻”をテーマに、仕事に対する考え方についてゆる〜く語っていただきました。
安齋さんはイラストレーター・アートディレクターとして数々のミュージシャンのPV、ツアーパンフなどを手掛け、テレビ番組「タモリ倶楽部」のソラミミストとしても活躍中。そして、みうらさんは作家、イラストレーターなど幅広く活動しながら、ゆるキャラ、ゴム蛇、仏像、いやげ物など、好きなものを独自の視点で面白く取り上げ、マイブームの仕掛け人として知られています。
そんな2人の仕事に対する考え方とは――。
◆テーマ『失敗と、般若心経と、遅刻』
みうら「仕事で失敗したな〜ってこと、あります？ 失敗するほうをわざと選んで仕事するときってないですか（笑）？」
安齋「ありますね〜」
みうら「明らかにこっちのほうが分かりやすいんだけど、『ダメだよ、それはロックじゃないよ！』と。やっぱり失敗するほうを選んでこそ、そこで成功を掴まないとダメだってよく飲み屋で説教された」
安齋「やっぱり、人と同じことをしてたってしょうがないじゃないですか。（みうらさんは）ない仕事の専門家じゃないですか！」
みうら「（2015年に）『ない仕事の作り方』って本を出したので、みんな“ない仕事”があると思ってるんだけど、結局ないですからね（笑）。これは般若心経の“空（くう）”と同じで、あるようでないわけで……。でも逆に言うと今までないほうを選んだ場合、仕事になりますよね？ 意外とそこにみんな気が付いてなくて、あるほうばかりで競い合ってる。ない場合、ギャラもないことがよくありますけど」
安齋「一番痛いのは、ギャラが出ない場合ですよね（笑）」
みうら「泣くしかないよね（笑）」
――そして話題は、業界でも有名な（!?）安齋さんの遅刻癖へ……。
みうら「安齋さんは、（時間に）きっちり来れるんじゃないかというときでも遅刻をされる“遅刻論”の持ち主だという話をよく聞いておりますけど（笑）」
安齋「コミュニケーションとしてわざと遅刻をしてるんじゃないかって、今世間から疑惑が上がってるんですよ」
みうら「映画（「変態だ」）を撮られたときには、きっちり（現場に）来られてたって。この人ひょっとして肝心な仕事だけちゃんと来て、遅刻してるのは肝心じゃない仕事のときなんじゃないかという疑いがありますよね？」
安齋「（全力で否定しながら）いやいやいやいや！ この話がタモリさんの耳に入るのが一番怖いです！」
みうら「褒めるつもりはないけれど安齋さんの場合、無差別攻撃!? っていうのかな。この人だから遅れる、この人だから遅れないっていうことはない」
安齋「全部遅れてますからね（苦笑）」
みうら「遅刻といっても時間だけじゃなく、安齋さんがデザインを手掛けたミュージシャンのツアーパンフの締め切りに遅れて発売が間に合わなかったということが今まで多々ありましたよね」
安齋「いやぁ〜、そんなにないですよ……3人ぐらいじゃないですか」
みうら「3人と言ってもバンドもいただろうから結構な人数にご迷惑をかけてるかと」
安齋「小泉今日子さんと白井貴子さんとチェッカーズのみなさん、本当に失礼しました！」
みうら「今ごろ言われても手遅れですけど（笑）。それでもどっこい、安齋さんが今でも仕事をしているということに、周りの人は疑問があるんだと思うんですよ。一時期は、オレのデザインばっかりやってお抱えデザイナーのような状態のときもありましたよね」
安齋「他から頼まれないから（笑）」
みうら「世間が相手にしなくても友達がいるっていうのは重要じゃないですか？」
安齋「そこそこそこ（笑）！ 仕事はね、やっぱり仲間づくりからですよ！」
みうら「最後にいいこと言いましたね、ありがとうございました！」
＜番組概要＞
番組名：「未来授業」
放送日時 ：毎週月〜木曜19：52〜20：00／毎週日曜：5:30〜6:00
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/
https://secure.gsj.mobi/mv-sp/Questionnaire2.Index/?enquete_id=20161227
→→コチラからアンケートにお答えください!!←← https://secure.gsj.mobi/mv-sp/Questionnaire2.Index/?enquete_id=20161227
安齋さんはイラストレーター・アートディレクターとして数々のミュージシャンのPV、ツアーパンフなどを手掛け、テレビ番組「タモリ倶楽部」のソラミミストとしても活躍中。そして、みうらさんは作家、イラストレーターなど幅広く活動しながら、ゆるキャラ、ゴム蛇、仏像、いやげ物など、好きなものを独自の視点で面白く取り上げ、マイブームの仕掛け人として知られています。
◆テーマ『失敗と、般若心経と、遅刻』
みうら「仕事で失敗したな〜ってこと、あります？ 失敗するほうをわざと選んで仕事するときってないですか（笑）？」
安齋「ありますね〜」
みうら「明らかにこっちのほうが分かりやすいんだけど、『ダメだよ、それはロックじゃないよ！』と。やっぱり失敗するほうを選んでこそ、そこで成功を掴まないとダメだってよく飲み屋で説教された」
安齋「やっぱり、人と同じことをしてたってしょうがないじゃないですか。（みうらさんは）ない仕事の専門家じゃないですか！」
みうら「（2015年に）『ない仕事の作り方』って本を出したので、みんな“ない仕事”があると思ってるんだけど、結局ないですからね（笑）。これは般若心経の“空（くう）”と同じで、あるようでないわけで……。でも逆に言うと今までないほうを選んだ場合、仕事になりますよね？ 意外とそこにみんな気が付いてなくて、あるほうばかりで競い合ってる。ない場合、ギャラもないことがよくありますけど」
安齋「一番痛いのは、ギャラが出ない場合ですよね（笑）」
みうら「泣くしかないよね（笑）」
――そして話題は、業界でも有名な（!?）安齋さんの遅刻癖へ……。
みうら「安齋さんは、（時間に）きっちり来れるんじゃないかというときでも遅刻をされる“遅刻論”の持ち主だという話をよく聞いておりますけど（笑）」
安齋「コミュニケーションとしてわざと遅刻をしてるんじゃないかって、今世間から疑惑が上がってるんですよ」
みうら「映画（「変態だ」）を撮られたときには、きっちり（現場に）来られてたって。この人ひょっとして肝心な仕事だけちゃんと来て、遅刻してるのは肝心じゃない仕事のときなんじゃないかという疑いがありますよね？」
安齋「（全力で否定しながら）いやいやいやいや！ この話がタモリさんの耳に入るのが一番怖いです！」
みうら「褒めるつもりはないけれど安齋さんの場合、無差別攻撃!? っていうのかな。この人だから遅れる、この人だから遅れないっていうことはない」
安齋「全部遅れてますからね（苦笑）」
みうら「遅刻といっても時間だけじゃなく、安齋さんがデザインを手掛けたミュージシャンのツアーパンフの締め切りに遅れて発売が間に合わなかったということが今まで多々ありましたよね」
安齋「いやぁ〜、そんなにないですよ……3人ぐらいじゃないですか」
みうら「3人と言ってもバンドもいただろうから結構な人数にご迷惑をかけてるかと」
安齋「小泉今日子さんと白井貴子さんとチェッカーズのみなさん、本当に失礼しました！」
みうら「今ごろ言われても手遅れですけど（笑）。それでもどっこい、安齋さんが今でも仕事をしているということに、周りの人は疑問があるんだと思うんですよ。一時期は、オレのデザインばっかりやってお抱えデザイナーのような状態のときもありましたよね」
安齋「他から頼まれないから（笑）」
みうら「世間が相手にしなくても友達がいるっていうのは重要じゃないですか？」
安齋「そこそこそこ（笑）！ 仕事はね、やっぱり仲間づくりからですよ！」
みうら「最後にいいこと言いましたね、ありがとうございました！」
＜番組概要＞
番組名：「未来授業」
放送日時 ：毎週月〜木曜19：52〜20：00／毎週日曜：5:30〜6:00
番組Webサイト：http://www.tfm.co.jp/podcasts/future/
https://secure.gsj.mobi/mv-sp/Questionnaire2.Index/?enquete_id=20161227→→コチラからアンケートにお答えください!!←← https://secure.gsj.mobi/mv-sp/Questionnaire2.Index/?enquete_id=20161227
