鈴木おさむがパーソナリティを務めるTOKYO FMの番組「よんぱち 48 hours 〜WEEKEND MEISTER〜」。1月13日(金)の生放送では著書「嫌われる勇気」を企画したライターの古賀史健さんが登場しました。同作は、古賀さんが哲学者の岸見一郎さんとともに、心理学者のアルフレッド・アドラーの思想をまとめた内容で、年間ベストセラーランキングでは2年連続1位と大ヒット。なぜ今この「嫌われる勇気」が多くの人に共感を呼ぶのか。なぜ世の中には幸せな人と不幸な人がいるのか。鈴木が鋭く切り込みます。



鈴木「今までいろいろな本を出していますが、聞き書きスタイルの執筆が多い。なぜ『嫌われる勇気』を出そうと思ったんですか?」

古賀「1999年に共著者の岸見一郎さんが『アドラー心理学入門』を出されたんですね。それをたまたま池袋の本屋で手に取りまして。こんな考えかたがあるんだと驚き、ぜひ岸見さんと一緒に本を作りたいといろんな出版社に企画を出しました。ようやくかなったという感じですね」

鈴木「アドラーの思想ってどのようなものでしょうか?」

古賀「アドラーの場合、有名な心理学者・フロイトのように過去から人間の心理を解く考えかたではなく『トラウマ(精神的外傷)なんてない。人間は目的が先にあって、それに沿って行動する生き物』という思想です」

鈴木「トラウマは存在しない、というのはショッキングですよね」

古賀「トラウマって、物語としてわかりやすく納得度もあるんですが、決定論に行き着くんですよね。過去にある出来事を経験したら未来はこうなる、と先の人生を限定してしまう。そうではなく、未来はあなたが選択していくもの、というのがアドラーなんです」

鈴木「確かにその通りですよね。『嫌われる勇気』の続編『幸せになる勇気』でも触れていますが、過去が今を決めるのではなく、今が過去を決めるという。今があるから過去の思い出の捉えかたが変わると」

古賀「過去に引きずられている人ってかなり多くて。でも、どんな人生を歩んできたのかっていうのは、現在の自分が作り出したある種の物語なんですよね。その物語をどういう文脈で作るかっていうのは今の自分に起因していて」

鈴木「うん」

古賀「今楽しくない人は、不幸な過去を引きずっていて。逆に今ハッピーな人は過去に嫌なことがあっても忘れていくものなんです」

鈴木「都合がいいですよね。これがあったから、という考えかた。今が過去を作るという発想は非常に面白い。結局、大事なのは今だと」



古賀さんと岸見さんの共著『嫌われる勇気』の続編『幸せになる勇気』も絶賛発売中! 1月20日(金)の放送は、鈴木が脚本を務めるドラマ「奪い愛、冬」(テレビ朝日系)で主演を務める女優の倉科カナさんなどをお招きしてお届けします。お楽しみに!

<番組概要>

番組名:「よんぱち 48 hours 〜WEEKEND MEISTER〜」

放送日時 :毎週金曜13:00〜16:30

パーソナリティ:鈴木おさむ、岡部茉佑

番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/48/

週末の48時間=よんぱちを充実させる情報満載の生ワイド番組。放送作家、鈴木おさむが旬の情報とゲストを迎えてお送りします。



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聴取期限 2017年1月20日 AM 4:59 まで

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