7日のセリエA第19節、ナポリ対サンプドリアの一戦で、終了間際の失点で敗れたサンプドリアの会長が主審への怒りをあらわにした。試合と無関係の選手も審判を罵倒する事態となっている。

新年初戦で上位を競うナポリと対戦したサンプドリアだが、前半にオウンゴールで先制。だが61分、マティアス・シルベストレがGKペペ・レイナのフィードを妨げたとしてイエローカードをもらってしまう。7分前にも警告を受けていたシルベストレは退場となり、サンプは数的不利に陥った。


10人となったサンプは77分に同点弾を献上したものの、逆転は許さずに粘ってアディショナルタイムを迎える。だが、そのアディショナルタイムも終わろうとしてた95分、今季初出場のロレンツォ・トネッリに決勝点を許してしまい、最後の最後に力尽きた。


リーグ戦4試合白星なしのサンプだけに、マッシモ・フェレーロ会長の怒りは収まらず。試合後、マルコ・ディ・ベッロ主審を批判。シルベストレへの退場判定への不満に加え、オフサイドの見逃しがあったとも指摘し、同主審を「追い出すべきだ」と訴えた。


ナポリのマウリツィオ・サッリ監督が「ウチも判定には不満もある」と言い返すなど、議論となっているこの日のジャッジには、無関係の選手も疑問に思うところがあったようだ。

インテルからパルメイラスへの移籍が内定しているフェリペ・メロが、インスタグラムで、試合を放送しているテレビの画面とともに、「クソったれな審判」とコメントした。この投稿はその後削除されたが、SNSなどで話題となっている。


判定をめぐる騒動や暴言は絶えないものであり、観戦していた選手が主審を罵倒することも珍しくはない。だが、「クソったれ」とは…F・メロはディ・ベッロ主審に恨みでもあったのだろうか。