Facebookのスマホ用アプリ「Facebookメッセンジャー」には、バスケットボールの絵文字をタップすると、バスケゲームが遊べる隠し機能が存在するのを知っているだろうか。
ゲームのルールはシンプルで、ボールをフリックしてゴールに入れるだけ。最高で何回連続で成功したのかはチャット相手にも表示されるため、競い合って楽しめるようになっている。
ただ、これが激ムズなのだ。ボールを放つ位置が1回成功する度に変わるのに加えて、10回成功でゴールが左右に動くようになり、20回成功するとさらに動くスピードが速くなる。正確な操作と、タイミングを読む冷静さが要求される。


不器用な筆者は、10回成功するのがやっとだった。あらかじめ登録した動作をボタンひとつで行えるiOSの機能「AssistiveTouch」を使うチート技も試してみたが、それでも最高で20回。
自分ではこれ以上記録を伸ばせそうにないが、うまい人がやればどこまでいくだろう……。
ボールをフリックする動作は、「ポケモンGO」(以下、ポケGO)でモンスターボールを投げる動作と一緒だ。もしかすると、ポケモンを集めきるレベルの玄人なら、普段からボールを投げ慣れているので良い点数が出るのでは?

色々な投げ方を試して攻略法を探すポケGO玄人



そんな仮説を証明するために、二人のポケGO玄人が快く協力してくれた。Gさんは、11月末に当時国内でゲットできるポケモンをコンプリート。Iさんは、9月末にはすべてのポケモンをコンプリートしていたという強者だ。
制限時間60分で、何回連続で成功できるか挑戦してもらった。


二人とも10回まではなんなくクリア。ボールがゴールにするする入っていく。しかし、ゴールが動くようになると苦戦し、楽勝ムードだった空気が次第に熱を帯びてきた。
「いや、絶対良い方法が何かあるはず!」と、フリックの強さを変えたり、画面を小さくしてみたり、スマホをひっくり返してみたりと攻略法を探す玄人たち。ポケGOを攻略した飽くなき探究心が、ここでも発揮されている。
自転車に乗ってポケモン探しに熱中するあまり、前カゴに入れていたスマホの画面がバリバリに割れたことがあるというIさんは、バスケゲームでも熱くなり、ついには立ち上がってしまった。




攻略法発見! 30回超えで恐ろしいことに…


そんなIさんを尻目に、Gさんは自分なりの攻略法を見つけ黙々と進めていた。
Gさんの攻略法は以下。
・フリックはなるべく短く(長く画面に触れているとずれるため)
・(10回まで)真っ直ぐフリックできるように画面を傾ける
・(11回以降)ゴールの赤いリングしか見ないでタイミングを計り、真っ直ぐフリックする

この方法で順調にハイスコアを更新していき、ついに30回に到達!
すると、ゴールが左右だけでなく前後にも動き出した! そんなのありか!?


予想外の展開に苦笑しつつも動きを観察し、狙いを定めるGさん。なんと31回目も成功! 続く32回目は失敗してしまったが、すごい記録だ。Iさんも負けじとゲームを続ける。どちらも止めようとせず、けっきょく30分オーバーして90分やり続けてしまった。
結果は、Iさんが最高26回、Gさんが最高36回という記録だった。


「面白かった! 帰りの電車でもやるよ!!」と、ニコニコしながら二人は帰っていた。

10回区切りで難易度が上がっているので、40回まで到達したらどうなってしまうのだろうか。Facebookに問い合わせたところ、友達と競い合って楽しんでほしいので、あえて非公開としているそうだ。
もし40回以上を記録した人がいたら、ぜひコネタ編集部にも教えてほしい。