バリキャリ女子だけがワセジョじゃない!ゆるふわ天然美女のケ・セラ・セラな半生
ワセジョ=可愛くない
そんなイメージは、もはや過去のものである。
近年のワセジョは「バンカラ」や「女性らしくない」というイメージを華麗に裏切るような、レベルの高い女性が多い。
しかし、一方で未だ「ワセジョ」感が隠しきれない女性は多い、と編集部内で話題になった。
その「ワセジョ」感は一体どこから出てくるのか?その実態に迫る。

<今週のワセジョ>
氏名:奈津美
年齢:28歳
職業:メガバンク一般職→専業主婦
学部:文化構想学部
年収:なし
住居:五反田にある彼の実家
家賃:実家暮らしのためなし
出自:杉並区出身。中高一貫の私立女子高から推薦入試。
ステータス:今年結婚。
奈津美28歳。ワセジョ=バリキャリ女子という訳ではない。
「早稲田に入ったのは、そのとき仲のいい子たちが目指していたから…。特にやりたいこともなかったし、大学には行かないとなぁと思って。」
目尻を下げてふわりと笑いながら、何の気負いもない様子で話す奈津美、28歳。五反田にある旦那の実家に住む専業主婦だ。
彼女は、中高一貫の私立校から早稲田の文化構想学部へ指定校推薦で入った。読書が趣味で理数系が苦手だったので、消去法の選択だった。
大学卒業後は、メガバンクの一般職に就職。しかし、彼女にとってそれは結婚までの「つなぎの期間」という認識だった。
彼女は現在妊娠中で、妊娠発覚と共に退職した。悪阻もさほどひどくなく、無事安定期に入ったと言いながら、優しい顔つきで膨らんだ腹に手を当てた。
これまで出てきたワセジョのように、ワセジョ=バリキャリ女子という訳では決してない。「慶應ガール、29歳」で出てきた麻理恵のように、奈津美も何の迷いもなく一般職を選んだ。
しかし、慶應ガールとは違ったワセジョ・奈津美の人生も実に興味深いものだった。
「できれば働きたくない」と語る珍しいワセジョの人生とは…?
戦略的に考えることが苦手な天然ワセジョ
彼女はこれまでのワセジョの中でも、高いレベルの容姿の持ち主だ。透き通るような白い肌に丸くて大きな目。28歳の今でもまるで少女のようだ。
しかし外見には無頓着なようで、店員に勧められた物をそのまま買うことが多いと言う。
今まで登場したワセジョも、どちらかというと「天然美人」が多い。慶應ガールはどちらかと言えば「自分がどう見られたいか」と戦略的に考え、自身の容姿に投資するタイプが多いように思えるが、ワセジョは良くも悪くも野放しだ。

彼女はその天然素材の美貌と押しに弱い性格から、常に男性が途切れることはなかった。
大学時代は同じ早稲田生やインカレサークルで知り合った東大生のみならず、一流企業に勤める年上のサラリーマンから経営者まで、交友関係は幅広かった。その美貌と若さで、華の女子大生時代を存分に謳歌したようである。
彼女は容姿だけではなく、性格も「天然」と言われることが多かった。
メガバンクの一般職として就職したのちも「できれば働きたくない」と様々な食事会に顔を出し、婚活に精を出した。
しかし、彼女は戦略的に物事を進めることが苦手で、「ラクしたい」という目の前の欲求を満たしてくれる男性と付き合うことが多かった。
我儘を存分に聞いてくれ、かつ愛情を注いでくれる。そんな要件を満たして付き合う相手は、一回りも二回りも年上の経営者や、企業の役員クラスの男性がほとんどだった。
悪びれもなく「この間、エルメスの鞄買ってもらっちゃった」と友人たちのLINEに写真を送りつける彼女に、周囲は「もう少しちゃんと考えた方がいいよ」と警告することもあった。
しかし、年上男性から思う存分甘やかされながらも、彼女が結婚した相手は、年収500万の同い年のサラリーマンだった。
「ラクしたい」はずの彼女が選んだ茨の道とは?
絶大な信頼を置いていた二回り上の経営者からの裏切り
彼女が長く付き合っていたのは、20歳上のIT企業の経営者。
女癖は決していいとは言えなかったが、経営者としても男としてもパワフルな魅力に強く惹かれた。
付き合ったり別れたりを繰り返し、彼女が真剣に彼との結婚を考えたのが26歳の頃だった。20歳上の彼の年齢を考えると、子供を持つなら早い方がいいだろう。
今まで流されるまま生きていた彼女が、今後の人生を真剣に考えた。しかし、そのことを彼に話しても、「奈津美はまだ若いから、もっと遊んだ方がいいよ」と言われてはぐらかされる。
その直後、彼の浮気が発覚した。
今までも軽い浮気なら何回もあったが、相手は女子大生で彼女の5歳も年下。彼も本気なのか、今までなら謝って元さやに戻るはずが、今回はその様子もない。
そして、ついに別れを切り出される。
「奈津美、ごめん。別れよう。」
地の底に落ちた気分だった。女癖の悪さは昔からだったが、結婚を匂わせたら、逃げるように他の女の元へ走ってしまった。
欲しい物はすぐ買ってくれ、会いたいと言ったら駆け付けてくれる。驚くほど女に甘い男は、自分にも甘い男だった。
落ち込んでいた彼女が次に付き合ったのが、大学時代の演劇サークル仲間だった忠信。
卒業後久しぶりに飲み会に参加し、彼氏と別れたと落ち込んでいる彼女に、忠信は趣味で続けていた劇団のチケットを渡した。その公演後、2人はなし崩し的に付き合うことになった。
そして付き合って1年も経たないうちに、妊娠が発覚。

忠信は早稲田を卒業後、小さいイベント会社に就職していた。年収は500万ほどだ。
「まさかこんなことになるとは思いませんでした。彼のお給料じゃとてもやっていけないから、五反田にある彼の実家に住まわせてもらっています。」
年上の男性に存分に甘やかされて少女のようだった女の顔は、あっという間に母の顔になった。
「大物狙いだった私が平凡なサラリーマンと結婚するなんて、友人たちからびっくりされる」とあっけらかんと話しながら、「今は子供が産まれるのが何よりも楽しみ」と嬉しそうに続けた。
ワセジョ・奈津美は“母”として、思いの外しぶとく生き抜いていきそうだ。
【これまでのワセジョ】
vol.1港区女子って本当にいるんですか?雑草魂で生き抜く美人ワセジョ
vol.2「勝ち組外銀妻は許せない」Sランク美女が東京婚活市場に警笛?
vol.3まだ自虐ネタで消耗してるの?女の煩わしさから逃れていた「ワセジョ」という免罪符
