能×現代建築×ファッション×音楽「能オペラ」廣川玉枝が舞台衣装を担当

写真拡大

 「ソマルタ(SOMARTA)」を手掛けるデザイナーの廣川玉枝が、新進気鋭の仏作曲家オレリアン・デュモン作曲による能オペラ「秘密の閨(ねや)」の舞台衣装を担当する。能アーティストの青木涼子が主演を務め、10月23日に名古屋市青少年文化センターで世界初演される。 「ソマルタ」の廣川玉枝が能舞台の衣装担当の画像を拡大

 「秘密の閨」(2012)は、能「安達原」をベースとした、ヴァイオリンやチェロなどのアンサンブルと謡による舞台作品。廣川玉枝が衣装を手掛けるほか、建築家の田根剛が舞台空間、伊藤雅一が照明、エレクトロニクスの有馬純寿が音響を担当し、専門性の高い新たなパフォーマンス作品を作り上げるという。廣川は「『安達ヶ原』の伝統的な能装束を現代に置き換え、物語の原点に立ち返りグローバルな視点で捉えた衣装に挑戦しました。娘がやがて鬼婆に変幻するコントラストを、衣装を通して伝えられるようにデザインしています」とコメントしている。■秘密の閨(ねや)日程:2016年10月23日 16:45開場 / 17:15開演会場:名古屋市青少年文化センター(アートピア)チケット:全席指定 S席 4,000円(学生 2,000円) A席 3,000円(学生 1,500円)主催:あいちトリエンナーレ実行委員会、公益財団法人名古屋市文化振興事業団(名古屋市青少年文化センター)協力:アート・ビオトープ那須出演:青木涼子/ ネクスト・マッシュルーム・プロモーション指揮:ジャン-ミシェル・ラヴォア作曲:オレリアン・デュモン台本:小田幸子演出:フレデリック・タントリエ空間:田根剛(DGT.)照明:伊藤雅一(RYU)衣装:廣川玉枝(SOMA DESIGN)音響:有馬純寿(エレクトロニクス)舞台監督:深町 達あいちトリエンナーレ公式サイト