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将来のビデオゲームはより臨場感を得るために、あなたの頭や腕、足にウェアラブルを装着する様になるかもしれない。

Oculus RiftやHTC Vive VRといったVRデバイスが家庭に参入し始めた今、一部の業界観測筋は以下のことを示唆している。

「VRには、ユーザが立っているのかしゃがんでいるのかを検知するため、そして、インプットを制御するためにセンサーが必要になる。そして、そのインプットの制御はウェアラブルリングでまかなうことができる」とTicwatchを製造する中国のスタートアップ企業MobvoiのCEO リ・ジュフェイ氏はいう。

もし、ビデオゲームにプレイヤーの心拍数のようなバイオメトリックなデータを使うならば、スマートウォッチの利用はさらに伸びるだろう。ValveのCEOゲイブ・ニューウェル氏は2013年のThe Verge のインタビューで、バイオメトリックインプットについて取り組んでいると語っていた。

「我々は、アイデア出しに苦労したモーションインプットとは違い、バイオメトリクスについては可能性があると思うし、実際、我々もバイオメトリクスに関する多くのアイデアを持っている。バイオメトリクスは、プレイヤーの気付かないところでプレイヤーとゲーム間の通信帯域を広げているのである。つまり、バイオメトリクスは我々の視界を広げてくれるものと言えるだろう。」

バイオメトリクスがゲームに与える影響

Valveは、これまでバイオメトリクストラッカーをローンチしたことはないが、SteamVRが出回るようになれば、ビデオゲーム用のバイオメトリックサポートを供給するためにサードパーティと連携をとるだろう。

シューティングゲームやホラーゲームなども、バイオメトリクスでさらなる不安や非現実感を加わえることでよりインタラクティブなものになる。

最近、Apple相手に裁判を起こしたバイオメトリクス企業 Valencellの社長 スティーブン・ルブーフ氏は次のように語った。「バイオメトリクスゲーミングはまだまだこれからの段階だが、我々の技術を取り入れ実験的なことをやっている企業は存在している。」

我々に必要なのは、デバイス製造業者、プラットフォームプロバイダ、ゲーム開発社などの業界の受け入れ態勢である。これが整ってようやく、あらゆる分野におけるバイオメトリクスとウェアラブルとの統合が垣間見えてくるだろう。

(ReadWrite Japan編集部)

ReadWrite Japan編集部
[原文]