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スマートフォンはやタブレットは便利な反面、ちょっとした使い方や設定のしくじりで思わぬトラブルが発生することも。人格を疑われかねない恥ずかしい失敗から、金銭や犯罪がからむ深刻な問題までトラブルのレベルは様々だが、ここでは困った事態に陥らないための対策を紹介していきたい。

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以前、Twitterでサングラスブランドの「レイバン」を騙ったアカウント乗っ取り型のスパムが猛威をふるっていたことは覚えている方も多いと思う。その後、Twitterで偽ブランドによるスパムを見かけることはなくなったが、代わって出回っているのがFacebookを利用したスパム。

Facebookのイベント機能を悪用し、乗っ取ったアカウントからイベントへの招待状を送付して人を集めるという仕組みだ。イベントページから偽のショッピングサイトに誘導することが目的だと思われる。

このFacebookイベントスパムは、元々は昨年展開されていたものだったが、今年の3月ごろから再び登場。4月現在もレイバンを騙るイベントは存在する。

○もし偽ブランドのイベントの招待状が届いたら?

こういった偽ブランドによるイベントの招待状を受け取ってしまった時、どうすればいいのだろうか。やってはいけないのが「参加」「参加しない」「未定」といった、参加表明のボタンを押してしまうこと。「参加しない」「未定」を選択しても、勝手にタグづけ投稿されてしまうなど別の被害に遭う可能性が大きいからだ。

やるべきことは、Facebookに問題報告を行うことと、自分のアカウントを招待者リストから削除することの2点。

まずFacebookへの報告の方法だが、イベントページの「招待」ボタンの隣にある「…」をクリック。メニューが現れるので、その中の「Facebookにイベントを報告する」を選択しよう。すると「問題の内容についてお聞かせください」というウィンドウが現れる。その中の「スパムまたは詐欺」を選択して、「次へ」をクリックで完了だ。

続いては招待者リストから自分のアカウントを削除。イベントの招待を放置すると、新たにイベントを立てられた時に再び招待されてしまう可能性が高いので必要な作業だ。方法はイベント報告と同様に「…」をクリックし、出てきたメニューの中の「招待者リストから自分を削除」を選択。「イベントから削除しますか?」と確認画面が出てくるので、「OK」をクリックすれば削除される。

様々なシーンで活用されているFacebookのイベント機能。便利な反面、機能を悪用したスパムに引っかかると厄介な事態に。もし、不審な内容のイベントの招待状が届いた場合は、すぐにここで紹介した手順で対応しよう。

(丸子かおり)