バロテッリ、ミラン残留を希望…副会長は「買取には値しない」と奮起促す
 日本代表FW本田圭佑が所属するミランのアドリアーノ・ガッリアーニ副会長が、リヴァプールからレンタル移籍で加入しているイタリア代表FWマリオ・バロテッリの奮起を促した。イタリアメディア『Tuttomercatoweb.com』が7日に報じている。

 現在25歳のバロテッリは今シーズン、リヴァプールからのレンタル移籍でミランに加入。約1年ぶりの古巣復帰を果たしたが、恥骨炎で戦線離脱を強いられるなどコンディションが万全でない日々が続いた。セリエAでは第31節終了時点で15試合出場、わずか1ゴールにとどまっている。

 低調なパフォーマンスが続くバロテッリについて、ガッリアーニ会長は「彼はミランに残留することをとても強く望んでいる。しかしこれまでのところ、買い取り(オプション)を行使するには値していない。そのことは彼にも伝えた」と厳しいコメント。バロテッリ本人に、買い取りオプションを行使する意向がないことを伝えたという。さらに「『我々を納得させるプレーを見せろ』と彼には言った。バロテッリはそれを約束したよ」と、同選手に奮起を促している。

 バロテッリについては、3月31日付のイギリス紙『Liverpool Echo』が今シーズン終了後の中国移籍の可能性を報道。同国のクラブからの接触がすでにある模様だと報じられている。