「ちはやふる」気分でお花見散歩ができるおすすめコース

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女子高生A「ちはやぶる〜 かみよもきかず〜 たつたがわ〜」
女子高生B・C「からくれないに みずくくるとはッ!!」


現在、上映中の映画『ちはやふる』の主人公・綾瀬千早にとっての得意札(自分にとって取りやすい札、試合中に詠まれたら何としてでも取りたい札のこと)となっている首である。


花見の名所・砧公園と用賀駅をつなぐいらか道。昭和61年に砧公園内にある世田谷美術館がオープンしたのと同時に完成。同美術館の行き帰りにふさわしく、楽しい道というコンセプトで作られた。花見の時期になると人通りは多くなる。

用賀駅を出るとすぐに第一首



そこから北に2メートルほど先には、


1首目とは字の大きさが違う2首目。


一首一首たどっていくと、作者の名前が刻まれていたり、漢字で表記されていたり、


字体の異なるものも見かける。

いらか道の建造物



水路を跨いだ橋の向こう側や、


平らに整えられた石壁に一首彫られていることもある。

百人一首のほかには


王様と女王様のイス、


鬼瓦がある。

砧公園の行き方・帰り方



100首目から少し歩くと環状八号線の向こう側に砧公園が見えてくる。

平日でも人は多い。でも芝生も広いので花見を始めてしまえば窮屈ということはない。

用賀に住んで27年。用賀駅に向かう花見帰りのたくさんの人を見てきた。
「用賀駅はどちらですか?」

「あの高いビルを目指してください」
という返事が答える側にとっても聞く側にとってもやさしい。あの真下に用賀駅がある。でも、百人一首で100から若い数字を探していっても用賀駅に必ず着く。
(山川悠)