『奇跡の人』でのパティ・デューク(右はサリヴァン先生役のアン・バンクロフト)

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1962年の映画『奇跡の人』でヘレン・ケラーを演じてアカデミー賞を獲得したパティ・デュークが亡くなった。69歳だった。米Varietyなど多くのメディアが伝えている。

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マネージャーであるミッチェル・スタッブスが、腸管破裂による敗血症のため今月29日(火)早朝に亡くなったことを発表した。

子役としてデビューしたパティは、幼い頃からTVや映画で活躍。『奇跡の人』では、生まれてまもなく視力と聴力を失いながらも障害者のための福祉・教育の発展に尽力した社会活動家ヘレン・ケラーを演じ、16歳の若さでアカデミー賞助演女優賞に輝いた。1963年から1967年まで放送していた自身の番組『パティ・デューク・ショー』では、個性の異なる瓜二つの従妹を演じて高く評価された。その後も活躍を続け、エミー賞やゴールデン・グローブ賞を獲得。2010年代に入ってからも、『HAWAII FIVE-O』『私はラブ・リーガル』『Glee/グリー』にゲスト出演するなど、元気そうな姿を見せていた。

私生活では4度の結婚を経験したパティ。3人目の夫ジョン・アスティンとの間に生まれたショーン・アスティンは、俳優として『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズなどで活躍している。ショーンは、家族の声明として自身のFacebookに、「今朝、私たちの愛する妻、母、祖母、指導者、優れたアーティスト、人道主義者、メンタルヘルスのチャンピオンであるアナ・パティ・デューク・ピアースが、目を閉じ、痛みを鎮め、美しい場所へと昇っていきました。私たちは、彼女の仕事と人生を通して共有してきた無限の愛と思いやりの心を祝福します」とメッセージを投稿。さらに、「彼女の仕事は続いていきます」と、彼女が携わってきたメンタルヘルスプロジェクトのリンク先も紹介している。

若い頃から表舞台で活躍してきたパティだが、薬物依存や双極性障害を患ったこともあり、その経験から精神疾患への理解を求める活動にも積極的に参加していた。女優としても、一人の女性としても、人々を励まし支え続けてきた彼女の偉業は、これからも多くの人たちの中で生き続けるだろう。(海外ドラマNAVI)

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