行ってよかった美術館ランキング1位は世界の名画のレプリカ1,000点の大塚国際美術館
3月1日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日)では、行ってよかった美術館。世界最大の旅行の口コミサイトtripadvisorの行ってよかった美術館のランキング1位は、徳島県の鳴門市にある大塚国際美術館。大塚国際美術館には、レオナルド・ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」やゴッホの「ひまわり」などの1,000点以上の名画が展示され、世界の名画のレプリカがたくさん展示されている。
入り口にはシスティーナ礼拝堂。天井画、壁画などが原寸大で再現されている。館内では写真を撮ることは自由。また、作品に触れることも許されているのだ。作品を鑑賞する際、時間制限もないし、人数の制限もないのが本場とレプリカの違い。この大塚国際美術館では、イベントにも力を入れている。イタリアのスクロヴェーニ礼拝堂のレプリカでは月に2組が結婚式を挙げた。バチカンのシスティーナ礼拝堂を模した会場では、片岡愛之助が歌舞伎を披露した。
大塚国際美術館は、全てレプリカ。本物は一点もない。入館料は大人3,240円、大学生2,160円、小中高生540円。美術館にしてはトップクラスの値段で、かなり高額だ。
大塚国際美術館というだけあって、設立したのは大塚製薬。ボンカレーやオロナミンC、ポカリスウェットなどで知られる大手企業だ。館内では大塚製薬のドリンクの自販機なども並んでおり、ミュージアムショップでもお馴染みの大塚製薬の製品が買える。
レプリカは、特殊な技術によって陶器の板に原寸で焼き付けている。古代の壁画もあれば、現代の絵画もある。世界中の美術館が所蔵する名画がこの特殊な技術によって再現されている。
本場の美術館では、鑑賞時間の制限があったり、ロープが張られていたりなど、鑑賞の際に制約が多いこともしばしばだ。だがここではそのような制限はない。
大きさは原寸大で、写真撮影ができるのも、ここならではの楽しみといえる。「最後の晩餐」も、修復前と修復後が同時に展示され、一度に両方を楽しめる。もう現実社会には存在していない最後の晩餐だ。
美術館といえばガイドも楽しみだが、ここではロボットが案内してくれるのも新しい。音声ガイドも雇えるので、有料だが專門のガイドを雇ってじっくり見るのも楽しみのひとつだろう。