SMAP解散騒動で夏に予定していたドームツアーがキャンセルになったと報じられている。会場は札幌、東京、名古屋、大阪、福岡の各都市にあるドーム。キャンセル料だけでも相当な額になりそうだ。

例えば東京ドームのキャンセル料は、3か月以上前なら基本料金1700万円の30%相当額を支払う必要がある。公式サイトの情報から単純計算すると、東京ドームの場合キャンセル料だけでも510万円、税込で550万8千円にものぼる。

だが、これらの料金はコンサートなどのイベント・興業に限ってのこと。本来の使用目的である「野球」を行う場合は意外とリーズナブルなことはあまり知られていない。5大ドームはすべて草野球用に開放しているのだ。そこで各ドームの草野球使用料を調査してみた。情報源は公式サイトを参照した。料金は2016年1月現在のものだ。

東京ドームの場合、平日の午前午後は、2時間20分の使用で37.8万円(税込)。平日夜間と、土日祝日は10万円増しの48.6万円(税込)だ。9人のチーム2組で借りるとすると一人あたま2万円ほどになる。決して払えない金額ではない。オプションとして14万円を追加で支払えば電光掲示板が使用可能で、場内アナウンスもしてもらえる。

他のドームの料金も見てみよう。基本的に早朝や午前などのもっとも安いプラン、かつ税込料金である。札幌ドームは3時間10万円から。ナゴヤドームは3時間16万2000円から。大阪ドームは2時間につき10万8000円。福岡ドームは2時間につき27万円。もちろん、上記にあげた数字はもっとも安いプランのため、競争率も高いだろう。

ちなみに河川敷での草野球の場合、会場使用料は無料なところから、1時間あたり500~2000円が相場である。それに比べれば高額だろうが、ドームでの草野球は野球好きならば一度は体験してみたいものだ。
(下地直輝)