激しい運動や慣れない力作業をして、身体中がバキバキに痛んだという経験はないだろうか。
一般的には「筋肉痛」と呼ばれているが、ヒドイ痛みの場合は、生活に支障をきたすこともある。

そんなときは、湿布やマッサージなどで、少しでも早く治るように努力をしたこともあるはずだ。
自分は小学生時代から、サッカーを本気で取り組んでいたこともあり、筋肉痛とは長い付き合いになる。

先日、久しぶりにフットサルをプレーしたことから、学生時代に使用していた、ある鎮痛剤を思い出した。
その名も『ネオパスタノーゲン』という、北海道の北都製薬株式会社が販売している外用消炎鎮痛剤である。



元々は「パスタノーゲン」という、「競走馬用」に作られた鎮痛剤があるのだが、それを人が使用出来るように改良された商品。
当時、部活後に塗っていたときの効果は、普通の鎮痛剤よりも効果があった記憶があるのだが、それよりも鮮明に覚えていることがある。それは……、

「ヒリヒリしすぎて痛い!」

例えるならば、"肌が弱い人が急に海で日焼けしてしまって、真っ赤になったときの数倍の痛み"と言ってもいいぐらい。
それもそのはず、『トウガラシチンキ』という、皮膚や粘膜を刺激する作用を有した液剤で、血流を改善して痛みを和らげる成分が入っているのだ。

実際に『ネオパスタノーゲン』を塗ってみる


こんなときに思い出してしまったのは、ある意味運命と思い込み、早速都内の薬局へと買いに行くことにしたが、通常の薬局ではなく、限られた店舗でしか取り扱っていない。

その中から、新宿御苑駅近くにある薬局へと行き、2000円で購入することが出来た。通販を利用すれば、1600円前後で買える場合もある。

早速、箱から取り出してみると……、




横20cm×縦5cmという、数週間分は持ちそうな大きさは、500mlのペットボトルとほぼ同じぐらいだ。



蓋を開けて付属の容器に中身を出してみると、オレンジ色でパッと見ただけでは、果物のクリームか何かに見えなくもない。そして、匂いは湿布を少し強くした感じで、そこまで気にしない程度。




ちなみに、適量を取って塗り擦りこんでいくと、ボロボロと消しゴムのカス状になって出てくるのだが、これが患部に浸透したサインということだ。

そして、使用方法に"入浴後"と書かれていたが、あえて塗ったあとにシャワーを浴びてみたところ、ヒリヒリした激痛に襲われてしまう。学生時代、サッカーの練習後に塗ってから、シャワーを浴びて痛みで叫んでいたことを思い出す結果に……。

また、動物用に作られた消炎鎮痛剤が他にあるのかを、『ネオパスタノーゲン』を購入した薬局で聞いてみたところ……、

「他の会社からも発売されていますが、体毛や筋肉に覆われた動物に効果があるように作られているので、肌が弱い人は使用しない方がいいです。人用ではなく動物用ですので」(薬剤師)

動物の薬を置いてある薬局や、通販などで購入することが出来るようだが、間違ってもふざけて使用しない方が身のためということだ。
(カネシロコウセイ)