「あそこのショップにカッコいい人がいるんだよ」「あの店のスタッフに、可愛い子がいるんだよ」と店員目当てにお店へ足を運ぶ客の気持ち、皆さんにも身に覚えがあるのではないでしょうか?

昨日(18日)、私もやってしまいました。渋谷マルイのイベントスペース(8F)において、1月7〜20日の期間限定で「マッチョカフェ」がオープンしています。

もはやお馴染みの同店、同イベントですが、今回はスペシャル! いつものようにアイドルグループ「マッチョ29」のメンバーが店頭に立つのはもちろん、期間内は日替わりゲストがスタッフとして接客してくれるのです。DDTプロレスのレスラー(宮武俊選手、竹下幸之介選手、遠藤哲哉選手)だったり、お笑いトリオ「ニブンノゴ」の宮地謙典さんだったり、特別バージョンのマッチョカフェが続きます。
中でも、昨日は一際特別でした。この日、特別スタッフとして店頭に立ったのは、新日本プロレス所属の中西学選手です!


この人選には、理由があります。「マッチョ29」をプロデュースする鈴木秀尚代表に話を伺いました。ちなみに鈴木氏の前歴は、アメリカのインディー団体を行脚するプロレスラーです。
「中西学選手は、小っちゃい頃から僕のヒーローでした。『中西学よりカッコいいレスラーはいない!』と僕は思ってるんで。中西さんをきっかけに、僕はプロレスラーになろうと思ったほどです。中西選手にオファーしたのは、完全に公私混同です」(鈴木代表)


当日は、16時30分からお店へ現れた中西選手。ファンならご存知でしょうが、この人、すごく腰が低いです。



しかし、次第に礼儀らしさを伴った野人らしさが露わに!




写真撮影会では、この通り!



「最初は違和感があったけど、一時間もすると馴染んで中西さんらしさが出てきたと思います!」(マッチョカフェ担当者)

……なんて取材をしながら写真をパシャパシャ撮ってたら、記者の存在を認めた中西選手が「エキサイトって、たまに色々書いてくれるあのエキサイトですか?」と話しかけて来てくれたんです。感激! では、この流れのままインタビューに突入しちゃいましょうか。

――中西選手は学生時代からずっとレスリングに取り組んでいらっしゃったと思うんですが、アルバイトやそれ以外などで接客の経験はございますか?
中西 若い時は、イベントへファンの方が来たら接客するよう言われたり、飲み会に先輩のお友達がいれば接客したんですけど、こういう感じでやることは今までにないですね。
――「マッチョカフェ」からお仕事の依頼が来た時は、どう思いましたか?
中西 「マッチョカフェ」の噂は聞いたことがあったんですけど、まさか自分がやるとは思ってなかったんで。「俺がいても女の子来ぉへんぞ」と思いながら(笑)。
――ここ数日間、この場所でマッチョカフェが営業していて、中西選手がゲストである今日が最も目玉の日だと思うんですが……
中西 ホンマですか? いえ、いえ。
――いえ、いえ! ただ、この日に大雪が降ってしまったという巡り合わせがまた……。
中西 僕も昨日まで京都の田舎の方にいたんですけど、だいぶ酒飲んだから、寝て起きて朝帰ってこようかなと思ったんですけど、昨日のうちに戻ってきて良かったですよ(笑)。
――危なかったですね(笑)。
中西 危なかったですよ! 「初めて何かに挑戦する時は、色んなサプライズがあるんやな」って、いい気持ちで。ホワイトクリスマスやないけど雪のように肌の白い女性もいれば、そうじゃなく綺麗な女性もたくさんいますから。雪が、自分の腹黒さを隠してくれるんじゃないかと。
――いや、中西選手はピュアだと思いますよ(笑)。
中西 いや、いや。

そうなんです、昨日は大雪だったんです。しかし見てください、この長蛇の列!



「今日は、いつものマッチョカフェと客層が全然違いますね。皆さん、ザ・プロレスファンです!」(鈴木代表)

では、そこのテーブル席にいらっしゃる2人組のお客さんにも話を伺ってみましょう。すみません、中西選手はお好きですか!?
「はい、中西さんが大好きなので来ました! というか、今日は他のお客さんもそうみたいですね(笑)。すごく低姿勢な方で、お話してもっと好きになりました。さっき、本人に『もっとイベントやってください』って伝えましたよ」

待望していたのでしょう、ファンの熱意は凄いです。自身の周り360度をマッチョが囲み、様々なポーズをとってくれるサービス「肉の壁」をオーダーするお客さんも多数いました。もちろん、中西選手も参加!



「肉の壁」で再確認したけど、中西選手の体の分厚さや迫力が他のスタッフとケタ違いです!



これはトレーニングの賜物だろうし、食事にも気を遣っているんだろうなぁ……。
「実は中西、プロテインを飲まないんです。ああ見えてデリケートで、お腹を壊しちゃう(笑)。お店に立つ前、『今日、お客さんからプロテインを勧められたらどうしよう』って言ってました」(新日本プロレス・担当者)
ホーーーッ!(中西選手の雄叫びばりに) それは、意外な事実です。

中西学の筋肉を見ながらティータイム。オツなものでした。
(寺西ジャジューカ)