皆さん、「ケール」なる野菜をご存じですか? あの「青汁」の原料として有名な青菜野菜です。ということは、マズそうだし、エグそうだな……。


と思いきや、そうでもないんです。以前、コネタでも紹介したのですが、オイシックスが取り扱う「かがやケール」なる品種は、普通においしい。もちろん、エグくありません。
それには、理由がある。ケールは土の上でつくる土耕栽培が一般的ですが、「かがやケール」は水耕栽培で育てているそう。赤と青のLEDライトの光の強さを調節し、葉の固さや味わいを調整。油との相性も良く、炒めものやさまざまな料理にも活用できる品種に仕上がっています。

2016年、ケールが来るらしい


もう少し、ご説明します。この野菜で特に注目すべきポイントは、栄養価の高さ。中でもB-カロチンは、キャベツの60倍含まれていると言われています。B-カロチンとは、「ダイエットや美容にいい」と言われている抗酸化物質だそう。

ミランダ・カーやアン・ハサウェイなどの海外セレブもケールを重宝しているとのこと。ここ数年のアメリカでは"ケールブーム"が巻き起こり、ケールを扱うスーパーや飲食店が増えているそうです。そして、「2016年には日本でもブームが来るのではないか?」と言われているのが現状です。

麺・スープ・具と全てにケールを活用したラーメン



2016年も明けて2週間が経とうとしている。驚いてください。なんとオイシックスは、2年連続ミシュランに選ばれた人気ラーメン店「ソラノイロ」本店(東京都千代田区)とコラボ! 「かがやケール」を活用したラーメン『ソラへかがやケール』(税込1,000円)が一日15食限定で、1月14〜23日の期間に限り提供されるのです。
昨日(14日)、この特製ラーメンの試食発表会へ私も行ってきましたよ!

まずは、「かがやケール」をそのまま生で食べてみました。
うん、食べやすい! たしかに、"苦み"も"エグみ"もないです。
「『かがやケール』はやわらかく、レタスと春菊の間くらいの食感だと思います」(オイシックス担当者)

今回の限定ラーメンを開発した「ソラノイロ」店主・宮崎千尋さんからも説明がありました。


「『かがやケール』を生で食べたりスムージーに使ってみるとすごくおいしかったので、ラーメンに使いたいと思いました。麺・スープ・具と全てに、ケールを使っています」(宮崎さん)

兎にも角にも、食べてみたい。では、いただきます!


中央には、ケールが"デン!"と構えてますな。じゃあ、まずは麺から。見たところ、細めのようです。
「麺には、ケールを練り込みました」(宮崎さん)


ズルズルズル……。あっ、おいしい! ベジタブルなテイストがありつつ、魚介風味に仕上がっています。ガラムマサラとクミンによって、カレー風味も漂いました。
そして、スープ。


「ジェノベーゼのようにケールとオリーブオイルをペースト状にし、それをスープに使用しました」(宮崎さん)
野菜と魚介だしの淡麗スープに、ケールが掛け合わさっています。細かく刻まれたケールがいちいち舌へのアクセントになり、すごく心地いいです。
もちろん、具にも注目。手前側にあるジャガイモのコロッケは、ジャガイモをジャガイモで巻いたものだそう。なかには山芋と鶏胸肉が入っていました。
「鶏胸肉以外は基本的に植物性の食材でヘルシーに仕上がったラーメンです。あとは、ブラウンマッシュルームとミニトマトで構成されています」(宮崎さん)

それにしても、苦みは皆無だったな……。
「特に、『かがやケール』の苦みないおいしさをどのように引き出すかを重視しました。主に女性向けのラーメンですが、野菜を摂りたい男性にもオススメです!」(宮崎さん)
魚介だしとカレー風味のおかげか、物足りなさは全く感じませんでした。「ヘルシー」と「満腹感」を両立させてくれる、稀有なラーメンです。

そんなこんなで、2016年注目の「ケール」を変わった形で堪能してきましたよ!
(寺西ジャジューカ)