名古屋に新加入したスウェーデン人DF、本当の発音はちょっと違う?

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10日、名古屋グランパスは2人のスウェーデン人選手を獲得したと発表した。

Välkommen till Nagoya, Robin & Ludvig !本日、ロビン・シモビッチ選手とルドゥウィッグ・オーマン選手の加入が決定いたしました!◆シモビッチ選手、オーマン選手、移籍加入のお知らせ http://nagoya-grampus.jp/information/pressrelease/...
Posted by 名古屋グランパス / Nagoya Grampus on 2015年12月10日

今回移籍が決定したのは、ロビン・シモヴィッチとルドヴィク・オーマン。

シモヴィッチは1991年5月29日生まれの24歳で、身長199cmの大柄なストライカーだ。2015年シーズンはヘルシンボリに在籍しており、あのヘンリク・ラーションの下でプレーしていたことになる。

もう一人の新加入選手は、シモヴィッチと同じ24歳のルドヴィグ・オーマン。U-17やU-19、U-20やU-21スウェーデン代表の経験を保持しており、足元も器用なDFであるという。

スウェーデン人選手のダブル獲得ということで、大きなインパクトを与えた今回のニュース。しかし、Qoly的に少し気になることがあった。

それは、ルドヴィク・オーマンの発音である。

Ludvig Öhman

ÖhmanのÖは、ドイツ語やスウェーデン語で用いられるウムラウト付きのOといい、簡単に言えば「ウ」の口をして「エ」と発音して出る音がこれだ。

この文字が名前に入っているサッカー選手で最も有名なのは、メスト・エジル(Özil)だろう。また。スウェーデン代表のキム・シェルストレーム(Källström)もこの文字が名前に入っている。

つまり、このÖhmanという名前は本来であれば「オーマン」より「エーマン」、あるいは「ウーマン」に近いはずなのだ。

実際に、発音ガイド『forvo』でスウェーデン人男性が発音したÖhmanを聞いてみよう。

確かに「エーマン」、ないしは「ウーマン」に聞こえる。

実は2010年にカルマルに加入した際、QolyではこのÖhmanの選手データをデータベースに入力している。その当時から「ルドヴィク・エーマン」で登録していたのだが、今回名古屋は「オーマン」という登録名にしたようだ。

Jクラブではこれまで、明らかに「エスティベン」と読むEstivenを「エステバン」と登録してみたり、ヨーロッパでは「リュビヤンキッチ」の名で知られるズラタン・リュビヤンキッチを「ズラタン」と登録してみたり、外国籍選手についてちょっと不可解な登録名をつけてきた過去がある。

外国語をカタカナで表現すること自体が無茶であるため必ずしも正解があるわけではないが、Öhmanであれば「オーマン」よりは「エーマン」、ないしは「ウーマン」の方がより正しい発音であり、本人も嬉しいはずなのだが…。どういうわけか、「オーマン」としてプレーすることになるようだ。

ちなみにこのエーマン、早速こんなメッセージを送っている。

“素晴らしいファンの前でプレーできると思うと、とても興奮しています。!” ルドゥウィッグ・オーマン選手より、ファン・サポーターの皆さんへメッセージを頂きました。 #LudvigÖhman #grampus #グランパス pic.twitter.com/ID6Y53Hhnh
- 名古屋グランパス 公式 (@nge_official) 2015, 12月 10

「オーちゃん」と呼んでほしい・・・?