安堵のため息をつくことはできた。苦しみながらも、ローマはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント進出を決めた。9日、CLグループステージ最終節でBATEボリソフとホームで0-0と引き分けている。

だが、勝つことはできなかった。輝くこともできなかった。ルディ・ガルシア監督は試合後、暗い表情を見せている。グループステージを突破したが、BATEとのスコアレスドローで笑顔になることはできない。

「我々はたくさんシュートを放ち、ゴールを決めるために全力を尽くした。もっとうまくやることはできたし、ビッグセーブをしてくれた(ヴォイチェフ・)シュチェスニーにも感謝しなければいけない。だが、我々はグループステージを突破した。今大事なのはそれだけだ。むしろ、我々はネガティブな時期においてうまくこのグループステージ突破を果たした。選手たちをたたえたい。シーズン最初の目標は達成した。2月はまたまったく違ってくるはずだ」

ガルシア監督は攻撃面で解決策が少ないことが問題だとみている。

「まるで同じチームじゃないかのようだ。ボローニャ戦とトリノ戦で勝ち点2を落とした。この4ポイントがあれば、リーグ戦でもローマはまったく違ってみられていただろう」

サポーターについては、次のように述べている。

「クルヴァ・スッド(ウルトラス)がいないことで、スタジアムの雰囲気が違うことは分かっている。勝利への意欲を見せて、サポーターを自分たちに引き寄せられるかどうかは我々次第だ。シーズンの最初からクルヴァがストライキしているのはひどいことだが、結果を出して、良いパフォーマンスを見せて彼らをスタジアムに呼び戻すのは我々の任務だ」