独サッカー協会にW杯招致に関連する脱税疑惑…会長らを家宅捜索

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 ドイツ当局が3日、ドイツサッカー協会(DFB)が脱税した疑いで会長らの自宅に家宅捜索に入った。4日付のイギリス紙『エクスプレス』が報じている。

 同紙によると、DFBの本社とヴォルフガング・ニールスバッハ会長の自宅、UEFA(欧州サッカー連盟)とFIFA(国際サッカー連盟)の執行委員会メンバーの自宅、さらには前会長のセオ・ツヴァインツィガー氏の自宅に強制的に家宅捜索に入った。

 DFBは2006年に開催されたドイツ・ワールドカップの招致を巡り、2005年にFIFAに対して460万ポンド(8億6000万円)を送金したとされている。内部調査の結果、この資金について、税務書類に取引の痕跡がないことから、脱税の疑いがあるとして今回の捜査が始まった。