Windows 10の検索でアダルトコンテンツが表示されないようにする方法

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Windows 10では、ネットとパソコンの両方を同時に検索できる。便利ではあるが、未成年が使う場合、パソコン内のデータを検索しようとして、検索結果にネットのアダルトコンテンツが出てきたら困るだろう。

ここでは、Windows 10の検索結果に適切なフィルターはかけて、アダルトコンテンツを制限する方法を説明しよう。

●Windows 10の検索機能ではアダルトコンテンツはどれくらい表示される?
Windows 10では、[スタート]ボタンの右側に「WebとWindowsを検索」という検索ボックスが用意されている。
ネットとパソコンを同時に検索できる便利な機能だが、未成年を持つ親であれば、ネット検索に成人向けコンテンツが出てくるのは避けたい。

結論から書くと、初期設定でフィルターがかかっているので、それほど心配はいらない。

Windows 10の検索機能では、マイクロソフトのBingという検索エンジンが使われているが、成人向けコンテンツのフィルタリングは、次の3つの設定が用意されている。
・高レベル……検索結果から成人向けのテキスト、画像、動画を取り除く。
・標準……検索結果から成人向けの画像、動画を取り除く。テキストは表示する。
・オフ……すべての結果を表示する。


Windows 10での初期設定は「標準」になっている。
このため、検索結果に成人向けの「画像」や「動画」は出てこない。ただし、テキストはフィルタリングされないので、成人向けサイトへのリンクは表示されてしまう。
もしも、こうしたテキストも非表示にしたいのであれば、フィルターの設定を「高レベル」に変更しておこう。設定は次のとおりだ。


[スタート]ボタン右側の[WebとWindowsを検索]にカーソルを置く。



左側で[設定]を選択し、[Bingセーフサーチの設定]をクリックする。



Edgeが起動してBingの設定画面が表示されるので、[セーフサーチ]で[高レベル]を選択し、[保存]ボタンをクリックする。これで設定は完了だ。



[WebとWindowsを検索]での検索結果に成人向けコンテンツが表示されなくなる。テキストも表示されない。


なお、フィルター機能は、完全ではないので、成人向けコンテンツがすべて非表示になるとはかぎらない。また、暴力的な内容など、成人向け以外のコンテンツはフィルタリングされない。

やはり、子供に使わせるときは、つねに親が注意を払う必要があるだろう。
逆に、未成年が利用する心配がないのでフィルダーを外したいのであれば、設定を「オフ」にすればいい。


井上健語(フリーランスライター)