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 8月17日放送の音楽バラエティ『UTAGE!』(TBS系)で、渡辺麻友(21)や山本彩(22)らAKB48の中心メンバーらが、自らの卒業について語る一幕があった。初期メンバーで総監督の高橋みなみ(24)も年内での卒業が決定しているが、2013年、そして2015年の総選挙で1位を獲得した指原莉乃(22)もまた、近頃は各メディアで卒業への思いを吐露するようになった。

 指原莉乃は『UTAGE』で、

「辞めたいな、とは思ってます」

 と語り、自らの卒業願望を明かした。また8月17日発売の『AERA』(朝日新聞出版)でも、卒業時期について次のように語っている。

「そろそろだろうな、というのはあります。でも、簡単に辞められる状況じゃないと思っています。(中略)世間的に認知されている人がどんどんいなくなってる。そんななかで、私も世間的に認知されているほうだと思うので、いまは辞められないです」

スポーツ紙のインタビューをすっぽかし

 AKBがブレークした2009年頃より所属事務所の太田プロ、また総合プロデューサー秋元康氏(57)からもゴリ押しの寵愛を受けてきたとされる指原莉乃。だが、2012年のスキャンダルは結果的に人気・知名度アップに大きく貢献したとされる。ファンとの交際を同年6月発売の週刊文春(文藝春秋)に報じられた責任をとって、HKT48へと移籍したものの、その後は“飛び道具”的なポジションながら着実に露出を増やしていった。

「バラエティでスキャンダルをネタとして話すなど、AKBの一番人気というポジションとのギャップがメディア側からも好まれていました。しかしここ1〜2年ほどは、指原に対する関係者からの不満がかなり挙げられるようになっています」(週刊誌記者)

 ゴリ押し扱いも珍しくない芸能界だが、指原の天狗ぶりには関係各所から非難轟々だというのだ。

「先日の総選挙の際も、予定されていたスポーツ紙のインタビューをすっぽかして帰ってしまったと、担当記者が困惑していました。それでも相手が指原というだけで、事務所や運営サイドに文句を付けることさえ難しい雰囲気があるんです」(同記者)

 また、指原の上から過ぎる態度はテレビ取材時でも同様という。

「AKBが売れ出した頃は、それこそ前田敦子(24)や大島優子(26)も、週刊誌のインタビューなんかでは大きい態度を取っていたことがありました。しかし、彼女たちもテレビに関しては『出させてもらっている』という意識があるのか、番組の企画やインタビューでは背筋を伸ばして対応していたものです。しかし指原は怖いものなしのようで、ある現場ではまったくやる気がなかったのか、聞かれたことに『そうです』『はい』と相づち程度の回答しかせず、最後に『ていうか、これで放送できるんですか?』とニヤけながら皮肉を吐いていたのだとか」(ワイドショーディレクター)

 指原の“天狗ぶり”の裏には、

「自分は秋元康のお気に入りだから、という内心が伝わってきます。だからこそ、各関係者からもやっかまれているのでしょう」(同ディレクター)

 という。

 AERAインタビューの締めくくりでは、

「本当は、卒業して自分の力を試してみたいという気持ちもあるのですが」

 と語っていた指原。しかし、今後運営や秋元氏からの“寵愛”が取り払われてしまった場合も、果たして同様の発言が出来るのだろうか。

(取材・文/一樹守)