成田vs千葉工
風速10Mと試合開始前から強い風がＱＶＣマリンフィールド。第一試合は成田vs千葉工。
春季県大会では千葉経大附を倒すなど力をつけている千葉工の先発は2年生左腕の中村 広明。しかし初回から成田の猛攻につかまってしまう。 成田は1回裏、制球の安定しない千葉工・中村を攻めたて、一死二、三塁のチャンスを作ると4番・酒巻 翔がタイムリーを放ち、1点先制。続く5番・齋藤 裕昭が左中間へ二塁打を放ち、さらに2点を追加。初回に3点を先制。千葉工にとって重くのしかかる3点となってしまう。
攻撃を緩めない成田は2回裏も相手投手の制球の乱れから、一死一、三塁のチャンスを作ると2番・野口 智優が左中間へ三塁打を放ち、2点を追加。ここで千葉工は中村から一塁手でスタメン出場していた松下 滉をマウンドへ。しかし流れを止めることができず、さらに2点を与えてしまう。成田がこの回は4点を入れ、7対0と突き放す。
4回裏も成田の攻撃はまだまだ止まらない。相手投手の制球の乱れから、再びチャンスを作ると4番・酒巻、7番・寺内 皓大の二塁打でダメ押しとなる4点を追加。得点差は11対0。
5回表、なんとかしたい千葉工だったが、成田の先発・尾身 健太朗に得点を奪うことができず試合終了。5回コールド、11対0で成田が千葉工に勝利した試合であった。
千葉工は奮発4安打完敗。捉えた打球は1安打であとは全て内野安打と打線が機能できなかった。投手陣も中村、松下、三田翔を送るが成田の強力打線を抑えることができず。
成田は長打が4本出るなど、試合終盤までよく振れていた。次の試合でも積極性を生かした戦いで2010年以来の甲子園を狙いにいく。
（文＝高校野球ドットコム編集部）
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