レッドソックスの上原浩治(左)と田澤純一(右)【写真:田口有史】

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上原、田澤ともに役割果たしてヤンキースに快勝

 レッドソックス上原浩治投手が11日(日本時間12日)、本拠地でのヤンキース戦で9回に登板し、1回1安打無失点2奪三振の好投で22セーブ目を挙げた。田澤純一投手も7回途中から登板して1回2/3を3安打1失点1奪三振と役割を果たし、14ホールド目。レッドソックスは5−3で勝利し、地区最下位ながら首位ヤンキースとのゲーム差を5・5とした。

 先制したのはヤンキース。Aロッドが先発ロドリゲスからレフトへのソロを放った。しかし、レッドソックスは3回にハニガンのニゴロの間に同点に追いつく。さらに4回にはラミレスが勝ち越し2ランを放った。

 ヤンキースは6回にエルズベリーのソロで1点を返して1点差に。すると、7回1死走者なしの場面で先発ロドリゲスに代わり、田澤がマウンドに上がった。

 最初の打者のヤングは95マイル(約153キロ)の直球で一ゴロ。ヘッドリーはスプリットで打ち取ったが、当たり損ないの打球は捕手の前に転がるゴロに。一塁への送球がヘドリーの頭にあたって逸れ、内野安打となった。しかし、マッキャンは追い込んでから内角への直球で見逃し三振。無失点に抑えた。

 すると、その裏にレッドソックスはベッツのタイムリースリーベース、ボガーツのタイムリーで2点を追加。田澤は8回も続投すると、グレゴリウスをスプリットで二飛、レフスナイダーを直球で一飛に打ち取った。

 だが、エルズベリーは当たり損ないのゴロが二塁内野安打に。不運な形で出塁を許すと、ガードナーには左中間を破られるタイムリーツーベースを浴びた。田澤にとってはこれが7試合ぶりの失点となったが、続くAロッドは94マイル(約151キロ)の直球で二ゴロに打ち取った。

 レッドソックスは2点リードの9回に守護神、上原を投入。先頭のテシェーラはスプリットで空振り三振に仕留めた。しかし、続くヤングには高めに浮いたスプリットを打たれ、グリーンモンスター直撃のツーベースを浴びる。上原がヒットを打たれたのは7試合ぶりとなった。

 しかし、続くヘッドリーはスプリットで空振り三振に仕留めると、マッキャンは中飛に打ち取り、無失点で試合を締めた。

 上原は1回1安打無失点2奪三振で22セーブ目。防御率は2.45となった。田澤は1回2/3を3安打1失点1奪三振で14ホールド目を挙げ、防御率2.58となった。