初回10点で試合決める

 初回に10点を挙げた川内が一方的な展開でコールド勝ちだった。

 1回裏、先頭の1番・帖佐 竜聖(2年)のライト前ヒットを皮切りに、連続バントヒットで満塁とし、死球押し出しで先制点を挙げた。

 外野のエラー、バント処理悪送球、捕逸など相手のミスが続く間に着々と得点を重ねる。9番・吉竹 駿太(3年)のレフト線二塁打、1番・帖佐のライト前ヒット、2番・東 比呂(2年)のライト前ヒットと3連続タイムーも飛び出し、この回に打者14人をつぎ込んで10得点を挙げ、大きく主導権を握った。

 1番・帖佐、4番・永井野 雄大(3年)以外は、選手を入れ替える大胆な策に出たが、攻撃の手を緩めることなく、2回以降も得点を重ねた。

 開陽は初回に1番・前迫 彪真(2年)がライト前ヒットで出塁するも、けん制アウトで生かせず。それ以降は川内投手陣の継投の前に、ヒットが出ず二塁を踏めなかった。

(文=政 純一郎)

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