投打で圧倒!宮古がシードの強さを見せつけて2回戦進出

 宮古は初回、一死二塁とするも、3、4番が凡退すると、2回表にも一死満塁のチャンスを得ながら投ゴロ併殺に終わるなど苦しむ。しかし、三たび3回にも得点圏に走者を進めると、4番狩俣 紹也がセンター前へ弾き返して先制した。

 その後も5回の二死満塁などチャンスは作るものの、得点には至らない。だが8回表、一死から笠原 崚央(かさはら・れお)と下地 駿祐の連続長打が飛び出すと、打線に火がつく。

 死球一つを挟んで9番松川 竜之丞(まつかわ・りゅうのすけ)から3連続単打が生まれるなど、一挙4得点を奪い快勝。投げては松川 竜が被安打4、二桁となる12奪三振をマークするなど、春の県大会準優勝(試合レポート)校エースの力を存分に発揮して2回戦へ進出した。

 敗れた浦添工だが、先発の當山 翔矢は格上の宮古を相手に13安打を浴びつつも、7回まで最少失点で切り抜けるなど、我慢強く投げて試合を作り続けたのは賞賛もの。今後の人生に於いても、この経験がきっと役に立つだろう。

(文=當山 雅通)