ラファエル・ベニテス監督がレアル・マドリーとの契約に近づいている。だが、レアルはまだ、2016年までの契約を結ぶカルロ・アンチェロッティ監督にシーズン後の解任を伝えるに適切なタイミングだとは考えていないようだ。それは週末以降となる。

アンチェロッティ監督はわずか1年前にチャンピオンズリーグ(CL)を制覇して「デシマ」(10度目の欧州制覇)を達成し、2014年に4つのトロフィーを獲得した。クラブにとって113年の歴史で初めてのことだ。だが今では、わずか5カ月であの4つのトロフィーを獲得したのも遠い昔のことのようで、忘れられてしまっている。アンチェロッティ監督は先日、自身の今後について尋ねたが、誰も何も言わなかったのだ。信じられないようだが、そうなのだ。

だが、レアルは将来に向けて動いている。ユルゲン・クロップ、ジネディーヌ・ジダン、フレン・ロペテギ、ミチェル、ヨアヒム・レーヴ、ウナイ・エメリ、エルネスト・バルベルデ…それぞれの候補者はそれぞれの理由で落ちていった。

そして残ったのが、ベニテス監督だ。フロレンティーノ・ペレス会長は彼のことをそれほどよく思っていないが、何よりもホセ・アンヘル・サンチェス氏の後押しがある。レアルのナンバー2である彼は、ベニテス監督の良き友人だ。レアルの下部組織で“育った”ベニテス監督が、アンチェロッティ監督の後任候補なのである。

だが、レアルファンのSNSでの反応は、ペレス会長らに再考をうながすかもしれない。レアルファンはベニテス監督が適切な人材とは考えていないのだ。彼らはアンチェロッティ監督の解任とベニテス監督の招へいをそれぞれ批判している。

いずれにしても、今は待たなければいけない。23日、レアルはホームでのヘタフェ戦でシーズンを終える(アンチェロッティ監督はベンチ入り禁止)。指揮官の解任は24日から25日にかけて行われるだろう。ベニテス監督の就任は、セリエA閉幕を待つ必要がある。ナポリはCL出場権を懸けてラツィオとの最終戦に臨む予定だ。