ビジネスの必須スキル?時流を読むコツとは

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 目標を達成したり、会社で出世したり、あるいはお金持ちになったり……。
 こういう、「自分なりの成功」を収めるためには努力も大事ですが、それだけでは足りません。自分に巡ってくる数少ない「チャンス」を確実につかむことも、努力と同じくらい欠かせないことです。

 「チャンスとは何か?」は、人によって、あるいは目指しているものによって違うはず。でも、一つ言えるのは、チャンスは「待っているだけ」ではダメだということです。
 この連載では『チャンスの神様と出会う方法』(村川智博/著、現代書林/刊)から、チャンスをつかむために必要な要素を紹介していきます。

■時流を読み、流れに乗る
 真面目で努力家の人ほど「実力さえあればうまくいくはず」「実力をつければ成功するはず」と考えてしまいがちですが、どんなことであれ、成功するかどうかというのは実力だけでは決まらないものです。
 なかでも、大きなウェイトを占めるのが「タイミング」。特にビジネスの場合、時流をとらえて新しい市場を探ったり、これから必要とされる商品を察知して、適切な時に適切な手を打つことが何よりも大切になります。
 「時流を読むのも実力のうち」と言われればそれまでですが、今この瞬間にしか注意が行かない人は、少し目線を遠くに置いて、過去から未来への大きな流れに注目してみるといいかもしれません。

■時流は「人」で読め
 ただ、「時流を読む」といっても「これから何が流行るか?」という風に考えてしまうとなかなかアイデアが出てこないかもしれません。
 そういう人は「人口」を切り口に考えてみましょう。
 たとえば「インターネットを使う人口は今後増えるかどうか」など、あることに関わる人の数が今後どうなるかを考えることは、「時流を読む」行為にほかなりません。インターネットはあくまで一例ですので、自分が思いついたさまざまな事柄について「人口」の増減を考えてみると、自分にとってのチャンスが見えてくるはずです。

 「チャンス」を見極め、そしてつかむために何をするべきか。どんなことに注意しておかなければいけないのかを本書は教えてくれます。
 努力が報われない、チャンスが自分には来ない、と思っている人は、視点を変える意味でも、本書を参考にしてみると物事がいい方向に回り出すかもしれません。
(新刊JP編集部)