21日、株取得について考えを述べる堀江貴文・ライブドア社長
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 ライブドア<4753>の堀江貴文社長は21日、同社サイトで配信する動画ニュースに出演し、ニッポン放送株の取得について「同じグループ内に我々のような強力なSI(システムインテグレータ)企業が加わることによって、自社グループ内ですべてまかなえるようになる」とシナジー効果を強調した。

 堀江社長は、「今までの放送局のジレンマは、インタラクティブ(双方向)性がなく、ダイレクトに視聴者とつながっていないこと」としたうえで、「放送局がお客さまのアカウントを持つことでいろいろなビジネスが生まれてくるし、それはお客さまの役に立つ」と語った。「番組内で紹介された商品を、その場でインターネットや携帯電話で買えるようになる」ことなどをその一例として挙げた。

 また、「マス媒体によるコンテンツには、作り手の意思が相当入っている」、「受けないストーリーでやっても視聴率は下がるばかり」とし、その対策として「インタラクティブなインターネットの特徴を取り入れることにより、ドラマの放映中にシナリオを変えてしまうことも可能」と述べた。

 最後に、自らが出演する動画ニュースについて、「これからも文章では伝わりにくいことや他のメディアでは伝えていないことを中心に、毎日流していきたい」と語った。【了】

関連リンク:堀江社長所信表明(動画:ご覧になるにはlivedoor IDが必要になります)