続くマンUの負のサイクル…新たに3選手が負傷で離脱者は10名に

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 マンチェスター・Uは、代表ウィークに入りイングランド代表MFマイケル・キャリック、スペイン代表GKダビド・デ・ヘア、オランダ代表MFダレイ・ブリントが新たに負傷。これにより離脱者が10名となった。イギリス紙『インディペンデント』が伝えている。

 今シーズンからルイ・ファン・ハール監督を指揮官に迎えたマンチェスター・Uは、プレミアリーグ第11節まで消化した時点で、4勝4分け3敗の勝ち点16で7位。ファン・ハール監督の哲学が浸透する以前に、負傷者が相次いで勢いに乗れておらず、同監督も以前、「私だって固定メンバーでいきたいが、それは叶わない。毎週同じことになっている。これが現実なのだから仕方がない」と嘆いていた。

 長期離脱から復帰したばかりのキャリックは、イングランド代表の練習中にそけい部を負傷。久々の代表復帰でもあったがFA(イングランド・サッカー協会)は12日に同選手が代表チームを離脱すると発表。デ・ヘアも代表の練習中に負傷し、スペインサッカー協会は14日に右手小指を脱臼したと発表している。また、16日にはブリントがユーロ2016予選第4節のラトビア戦で負傷。左ひざを負傷し前半の20分で負傷交代となった。

 その他、10月20日に行われたリーグ第10節のWBA(ウェスト・ブロムウィッチ)戦で先発出場したイングランド代表DFフィル・ジョーンズだったがそれ以降はシンスプリント(けい骨過労性骨膜炎)で欠場。コロンビア代表FWラダメル・ファルカオとMFアシュリー・ヤングも途中出場するが、それ以降は両選手ともに足の負傷で離脱を強いられている。

 なお、アンデル・エレーラは9月27日に行われたリーグ第6節のウェストハム戦で肋骨を骨折したが、コルセットを巻きWBA戦に出場。しかし、それ以降はベンチ入りするも出場はしていない。

 マンチェスター・Uは、代表ウィーク後の22日に行われるプレミアリーグ第12節でアーセナルと対戦する。

■マンチェスター・Uの負傷者リスト

MFジェシー・リンガード(8月16日の開幕節スウォンジー戦で右ひざを負傷)
DFジョニー・エヴァンス(9月21日の第5節レスター・シティ戦で足首を負傷)
FWラダメル・ファルカオ(ふくらはぎの負傷で10月20日の第8節WBA戦に出場して以来欠場)
MFアシュリー・ヤング(そけい部の負傷で10月20日の第8節WBA戦に出場して以来欠場)
DFフィル・ジョーンズ(シンスプリントで10月20日の第8節WBA戦に出場以来欠場)
DFラファエウ・ダ・シウヴァ(練習中に負傷し10月26日の第9節チェルシー戦に出場して以来欠場)
DFマルコス・ロホ(11月2日の第10節マンチェスター・C戦で肩を脱臼)
MFマイケル・キャリック(11月12日、イングランド代表の練習中にそけい部負傷)
GKダビド・デ・ヘア(11月14日、スペイン代表の練習中に右手小指の脱臼)
MFダレイ・ブリント(11月16日のユーロ2016予選第4節ラトビア戦で左ひざのじん帯を負傷)