元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、『Gazzetta.it』の「Thank Gol it’s Friday」のインタビューでさまざまなテーマについて語った。

−マッシミリアーノ・アッレグリ監督はユヴェントスのサイクルを続ける上で適任でしょうか?
「(アントニオ・)コンテの道のりは終わりを迎えた。別れることが全員にとってベストの選択だったんだ。アッレグリは異なる指揮官だね。選手たちのアプローチ次第だろう。選手にとって異なる解決策を提案できる指揮官に変えるときは、言い訳にもなり得る。それがリスクだ。だが、より責任を感じることもある。コンテだけの功績じゃないと示すためにね」

「それに、組織は弱体化していないんだ。(アルトゥーロ・)ビダルは残留したし、もしも(ラダメル・)ファルカオが加われば違いとなる。ペナルティーエリア内で彼ほど優れたストライカーはいないと思う」

−ローマは互角のスタートです。
「私は、ユーヴェの前からのスタートだと思う。ローマは監督交代がユーヴェの消耗につながることを期待しなければいけない。(フアン・マヌエル・)イトゥルベは素晴らしい選手だよ。(ルディ・)ガルシア監督のプレーにとって、サイドの矢は重要なんだ。対脊泣いては気をつけなければいけない」

「(メフディ・)ベナティアの穴を埋めるのは簡単じゃなかったが、(コスタス・)マノラスは非常に強い選手だ。足元のボール扱いはベナティアほどではないが、よりディフェンシブだよ。それに、とても速いんだ。ワールドカップで私は彼の走りに驚いた。常に相手をつかまえにいくんだ」

−フランチェスコ・トッティは38歳でいまだリーダーです。
「彼はもうおとぎ話だね。いまだにこれほど決定的なら、彼は自分に感謝しなければいけない。だが、ポジションを変えてくれた人たちにも感謝しないとね。センターフォワードになってよりうまくマネジメントできるようになり、同じように試合を決めることもできた」

「以前は3つ4つのプレーで試合が変わった。1995年から2005年の10年は、もっとクオリティーがあったんだ。世界のベストプレーヤーたちがイタリアに来ていたころだね。今はクオリティーが減った。トッティはあの年齢でまだ決定的であり続けている」

−ナポリはチャンピオンズリーグ(CL)予選で落胆しました。
「ナポリの問題は常に気分の浮き沈みがあることなんだ。うまくいっていれば、とても熱狂的だけど、一つの試合に負けるとがっかりしてしまう。去年は浮き沈みが続いて、いわゆる簡単な試合でも落とすことが多かった。だが、(ラファエル・)ベニテス監督が問題を解決するだろう」