2011年、W杯優勝という歴史的快挙を成し遂げたサッカー日本女子代表「なでしこジャパン」。澤穂希、宮間あや、川澄奈穂美ら代表メンバー達の名は広く知れ渡り、国民栄誉賞を授与されるなどその後の人生は一変した。

だが、長きに渡り、澤との二枚看板で「なでしこジャパン」を支えながらも、W杯直前に代表メンバーから外れ、スターダムにのし上がったなでしこメンバー達とは対照的に、34歳になった今でも代表復帰を目指す選手がいる。

26日放送、TBS「バース・デイ」では、「なでしこJAPANの光と影 元エース波瀾万丈の人生」と題し、日本代表のエースストライカーとして活躍した荒川恵理子の現在を伝えた。

代表通算20ゴールを挙げ、アテネ五輪ではベスト8に、2008年の北京五輪はベスト4に貢献した荒川だが、2011年に左足の脛を疲労骨折し、W杯出場の夢は断たれた。「神様を恨むというか、すごい悔しい想いもしましたけど、もう一度戻りたいという気持ちはあります」と語る荒川は、テレビで観る元盟友達の活躍にも「嬉しいといっても心のどこかでは凄い悔しい。悔しいのが強かったとは思います」と複雑な胸の内を明かす。

そんな荒川の生活は、週に4日、朝10時からスーパーで働き、節約も兼ねて自宅のラーメン店で昼食。夕方から片道1時間をかけて練習場所へ赴き、2時間の練習をするというもの。昨年出場機会を求め、2部リーグであるASエルフェン埼玉に移籍をしたため、アマチュア契約となりサッカーでの収入もない。

それでも、全試合に出場しチーム最多の23得点。チームのなでしこリーグ昇格に貢献した荒川は「まだ、追い求めたいというか、一戦一戦して集中して戦えるようにしたい」と意気込んだ。

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