インテルのマッシモ・モラッティ名誉会長は、目立たないことを選んだが、インテルの中心であることに変わりはない。そのモラッティ氏が『Telelombardia』のインタビューに応じた。まずは、ジョゼ・モウリーニョ監督について、このようにコメントしている。

「多くの選手を獲得する代わりに、ジョゼを戻すことができるのではないかと考えることがよくあるんだ。ただ、良識が必要だね。それに、彼が来たのはリヴァプール戦後の(ロベルト・)マンチーニの激白があったからだけだということも忘れてはいけない」

「モウリーニョが3冠後に関係を続けなかったのは正しい。翌シーズン、我々はスーパーカップとクラブ・ワールドカップ、コッパ・イタリアを制した。レオナルドの監督就任がもっと早ければ、もう一度スクデットも獲得できたかもしれない」

「ジョゼが戻ってくるであろうことは分かっている。今は無理だ。おそらくはもっと先、(ワルテル・)マッツァーリもスクデットを3回獲得してからかもしれないね。マッツァーリは素晴らしい指揮官だ」

元インテルのアルバロ・レコバについても触れている。

「彼は少しインテルそのものみたいなんだ。常に驚かせていた。たまに怠けるが、決定的で、見たことがないようなことができたんだ」

キャプテンのMFハビエル・サネッティについては、このように述べている。

「彼はインテルの歴史だ。10年前のミラン戦やユヴェントス戦について彼に聞いたら、結果を教えてくれるだけではないよ。説明もしてくれるだろう。それぞれを憎む必要もあるからだ。私と一緒のとき、彼は自分が新しい会長になれたと知っていた。今は代表的な役割だけでなく、実務的な任務でインテルに残るだろう。家族との生活やスポーツライフを管理できたことを考えれば、彼は素晴らしいディレクターになれると思う」

最後に、エリック・トヒル現会長について、モラッティ名誉会長は次のように話した。

「彼は知的な人だ。アドバイスを3つ? 一つだけでいい。インテリスタたちに囲まれろということだ。インテルの特徴、そしてユーヴェやミランのサポーターとは異なるインテルのサポーターを分かっている人たちにね」

「新しい会長には影響力がある。だが、決して変わらない特徴もあるんだ。だからこそ、彼には、単に優れたプロというだけでなく、インテルのためを思う人たちを近くに置くべきだと言っている。あとは、新たなオーナー陣が自分たちの信じる道を進むのが正しいことだ」