今シーズンはチームの絶対的守護神として活躍し、レッドソックスを6年ぶり8度目のワールドシリーズ優勝に導いた上原浩治。1日、日本テレビ「NEWS23」では、激闘から一夜、上原に行った単独インタビューの模様を伝えた。

今シーズンを振り返り、「どんなシーズン?言葉では言い表せないシーズン。何もかもがうまくいきすぎた。いい意味で怖いシーズンだったかな」と語った上原。プレーオフについては「勝っても勝ってもまだ先があるっていう感じだったから、いつ終わんねんと。最後はね、これで終わりと思ってできるけど、そこに行くまでが大変。しんどいって、そういう気持ちしか出てこない」と長く苦しかった戦いに苦笑い。

さらに「リーグチャンピオン(シップ)のデトロイト戦だけは本当に吐きそうだった」という上原は、2勝2敗で迎えた10月17日のタイガース戦を「あれは敵地だったし、1点差だったし、抑えているのは一番最後の人やから。そこで追い付かれて、次の人にバトン渡すわけにはいかないから。自分で終わらさないといけないから。プレッシャーもあったし、打たれたって知るかっていう、そういう開き直りもあったし」と、試合中の精神状態を明かす。

それだけに、来シーズンのことを訊かれると「今年の成績を来年もやれって多分無理やで。ちょっと出来過ぎやから。来年のことを今聞かないで。休ませて」と大笑いする上原だった。