中国メディア・環球網は12日、日本軍の慰安婦問題をめぐって日韓両国政府に主張の食い違いが見られるなか、日本の民間団体がこのほど政府に代わって韓国に謝罪したと報じた。

 記事は、日本の民間団体「日本軍『慰安婦』問題関西ネットワーク」が11日、韓国の日本大使館前で「慰安婦問題を解決するための定期デモ」イベントを開催したと伝えた。そして、同団体が「すでに21年間活動しているが、日本政府が解決に乗りだそうとしないので、われわれが日本国民として謝罪する」とコメントしたと紹介した。

 記事はまた、同団体が先日、会話劇の形式を用いて橋下徹大阪市長による慰安婦発言に対する批判も行ったとも伝えた。

 同団体は2008年に結成され、在日韓国人の運動団体・在日韓国民主統一連合の下部組織である在日韓国民主女性会の方清子(パンチョンジャ)氏らが共同代表を務める。韓国の団体・韓国挺身隊問題対策協議会と共同で、日本政府に謝罪を求める活動を実施している。

 なお、環球網は同団体について「日本の民間団体」と記述したのみで、団体の詳細なプロフィールについては一切触れなかった。(編集担当:今関忠馬)