28日のセリエA第34節パレルモ戦で負傷したインテルMFハビエル・サネッティは、左アキレス腱を断裂したことが分かった。インテルが同日、クラブの公式サイトで明らかにした。

サネッティはパレルモ戦の17分、相手DFサルヴァトーレ・アロニカとの衝突後に負傷。担架で運ばれ、ピッチを去った。6カ月から8カ月の戦線離脱となるだろう。だが、インテルのキャプテンは数名の記者に対し、「(相手が)触れたのかどうかは分からないけど、とても強い痛みを感じた。これも乗り越えるよ」と、勇気や気迫を示している。

インテルの負傷者が止まらない。アンドレア・ストラマッチョーニ監督は27日の会見で、週が明けてから数名の選手が復帰すると自信をうかがわせていた。だが、インテルはDF長友佑都やDFワルテル・サムエル、MFフレディ・グアリン、MFエステバン・カンビアッソ、FWアントニオ・カッサーノ、FWロドリゴ・パラシオ、FWディエゴ・ミリートらが離脱。サネッティで14人目だ。

インテルは公式サイトで「頑張れ、カピターノ(キャプテン)。我々全員が君とともにいる」「マッシモ・モラッティ会長、クラブ一同、テクニカルスタッフ、メディカルスタッフ、チームメート、アンジェロ・モラッティ・センター(練習場)でコーヒーを用意する者、幸運にも彼と握手することができていない者、世界中にいる数百万人の我々のサポーター、全員が彼とともにいる」とエールを送った。

ストラマッチョーニ監督は「当然、医学的な見地からは話せない。だが、アキレス腱に損傷がある。だから、我々にとってはひどい打撃だ。特に、カピターノの価値を考えれば、なおさらだよ。これほど難しい時期に…我々にとっては信じられないことだ」と嘆いている。

1995年からインテルでプレーし、今年で40歳となるサネッティは、数多くの試合に出場しながら負傷が少なく、鉄人と言われていた。インテル加入以来、長期離脱を余儀なくされたのは、肉離れで14試合を欠場した2005年、気胸で1カ月離脱した2010年の2回だけだ。なお、2005年に肉離れを負ったのも、パレルモでの試合だった。