ちょっとね、朝からね、スポーツ新聞の記事みてね、うーんって感じになったんですが、夕方になったら記事が片方消えてるというね(笑)でもスルーするのも悔しいので・・スポーツ報知とスポーツニッポンの記事です。

スポーツ報知、既に記事消えてますが
スポニチ、東アジア大会でリオ五輪代表たちあげ

両記事を一部抜粋させていただきます。まずは既に記事を消したスポーツ報知の記事

サッカー日本代表のザッケローニ監督(60)が7月の東アジア杯(韓国・同20日〜28日)でU―20代表の選手らを抜てきする方針が16日、分かった。この日、都内でU―20代表を含む約10選手のメディカルチェックが行われ、各クラブに東アジア杯で招集する可能性が伝達された。
この日、都内で約10人のメディカルチェックを行い、名古屋のMF田鍋陵太(20)、川崎のMF大島僚太(20)、F東京のMF橋本拳人(19)らが参加。Jクラブ幹部によれば招集候補には40人前後がリストアップされており、今後も順次メディカルチェックを行う見通しだ。

6月にW杯最終予選、コンフェデレーションズ杯を終えた直後の東アジア杯。招集に拘束力のある国際Aマッチデーではない期間に開催され、8月からの新シーズンを控えた海外組主力の招集は困難。そのため、国内組主体の編成で臨むことになる。14年W杯本大会に向けた新戦力発掘と、3年後の16年リオ五輪に向けた若手強化を見据え、ザッケローニ監督はU―20代表世代にもチャンスを与える方針を固めた。
U―20代表世代は、昨年11月のU―19アジア選手権で4強入りできず、13年U―20W杯(トルコ・6月21日〜7月13日)の出場権を逃した。同時期に韓国やオーストラリアと真剣勝負の国際試合を経験することは、16年リオ五輪を見据えた強化にも必要不可欠。若手の大胆抜てきで、サムライブルーの戦力底上げを狙う。

こちらはスポニチの記事

日本サッカー協会が10月6日開幕の東アジア競技大会(中国)に、16年リオデジャネイロ五輪に向けたU―20日本代表で参加する方針を固めたことが16日、分かった。
日本協会幹部は「20歳以下のチームで出場します。各クラブとも話を進めています」と明言。17日にも開かれる技術委員会で決定する見込みで、リオ五輪代表の“立ち上げ”となる。
現在、日本サッカー界ではU―20W杯参加を3大会連続で逃すなど20歳以下世代の強化、育成が急務だ。DF植田直通(鹿島)、MF熊谷アンドリュー(横浜)、FW久保裕也(京都)らが主力を務める現U―20代表も昨年のU―19アジア選手権で敗退し、国際経験を積む重要な機会を失った。通常23歳以下なら出場可能な東アジア競技大会だが、あえて20歳以下の構成で臨み、五輪に向けた強化を進める。

☆確認事項
東アジア杯 → 東アジアカップのこと、旧名は東アジア選手権、A代表が出る大会で今年7月に韓国で開催される。

東アジア大会 → 東アジア競技大会のこと、アジア競技大会の東アジア版でサッカーの他にも水泳、陸上なども開催、アジア大会同様にサッカーの東アジア競技大会は23歳以下が出場する大会だったが2009年大会は年齢制限が撤廃されている。

☆主な日程確認
2013年7月 東アジアカップ → これはA代表
2013年10月 東アジア競技大会 → これはU-20代表で行くのが確定
2014年1月 第1回U-22アジアカップ → 1991年生まれが対象、でも日本はたぶん1993年生まれで出る
2014年7月 第2回U-22アジアカップ予選 → リオ五輪予選を兼ねる大会
2015年2月 第2回U-22アジアカップ本戦 → リオ五輪予選を兼ねる大会

※第2回U-22アジアカップの日程は現段階で正式決定ではなくあくまで予定です

東アジア杯と東アジア大会は違う大会です

朝に記事だけ残しておいてよかった・・スポーツ報知の記事では東アジア杯のことを主体に書いてあって、スポニチの方には東アジア大会のことが書かれていて同じ日に記事が出たんで、どっちが勘違いしてるのかもなぁとかいろいろ考えていたんですが、スポーツ報知が何故か記事を削除してるんで、ひょっとしたらスポーツ報知の方が勘違いしていた可能性が高そうです。

ちょうどいい機会かもしれないんで、確認事項に書いておきましたが東アジア杯と東アジア大会は全く異なる大会であります、でも混同してしまいますわなー選手権とか大会とかカップとかおおまかに見て同じような意味でしょうし。
両方の大会の存在や開催時期が常に頭に入っているのなら間違えないかもですが。そもそも東アジア大会のことなど普通の方は認識してないことが多いでしょうしね。

記事の内容をほじくればスポーツ報知さんのは7月に韓国で行われる東アジアカップに1993年生まれ以降、いわゆるリオ五輪世代を呼ぶかもよって記事だったんですよね。東アジアカップは国際Aマッチデー期間外なんで選手の招集がスムーズにいかないこともあって最初から代表経験浅い選手が入ることが予想されてました。だったらもうリオ五輪世代の強化も兼ねちゃえってプランみたいよ!って言いたかったんでしょう。
今回の記事は勘違いだったかもしれませんが、この考えはサッカー協会的には大いに考えてることで最終的に東アジアカップにまるまるU-20代表で出るってことはありうると思ってる。
サッカー協会は以前から2014年1月に開催される第1回U-22アジアカップをザッケローニ監督に指揮をとってもらおうという考えは持ってるんで大会前にも1度くらいザッケローニ監督に見てもらおう、ってたくらむのはごく普通の考えかなと。しかしこれはそんなにいい案ではないでしょう、東アジアカップはあくまで2014年W杯とかA代表のことを考えて選手でないと。

もっともザッケローニ監督が本気で2014年W杯を見据えた選出なら1993年生まれ以降の選手も呼べばいいと思うのですが、やや協会主導気味でリオ五輪を見据えて、って感を全面に出す選出ならそれはおかしいと思うしチームまるごとU-20なんて本当に勘弁ですね。今回はスポーツ報知さんが記事削除して間違いくさいんでちょっと安心してます^^

一方のスポニチの記事なんですが、正直僕にはこの記事もあまり理解できなくてねぇ・・・なぜなら東アジア競技大会をU-20代表で編成するのは昨年の12月から既に発表されていることだから。既に決まっていたことを今更記事にされてもなぁーって感じなんですよね。
今になって方針を固めたと言われてもこの程度のことをまだ踏ん切りついてなかったのかと(苦笑)お前らは各クラブと全く話つけずに12月に発表して今年3月の事業計画書にのせたのかと・・・クラブ側には前から言っていたけど改めて報告してるってニュアンスなのかなぁ。

あとスポニチの方もちょっと間違い?と思われるところがあって東アジア競技大会って23歳以下の大会になってるけど2009年大会は年齢制限撤廃されてるんですよね、ウィキペディアとか23歳以下のまんまですが、2009年大会の決勝戦で対戦した香港の相手には

Lee Chi Ho → 1982年生まれ
Chan, Wai Ho → 1982年生まれ
Wong, Chin Hung → 1982年生まれ
Chan Siu Ki  → 1985年生まれ

と2009年12月時点で23歳を過ぎていた選手が4人以上いるのが確認できますね、準決勝で対戦した韓国も8割がた23歳以上の選手でした。2013年の東アジア競技大会は再び23歳以下の大会になるかもしれませんが個人的には年齢制限ない方が有難いんですがね〜、まあ実際のところは北朝鮮、中国、韓国あたりはU-22アジアカップを見据えて1991年生まれ主体のU-22代表が相手になるかなと思っているんでここは正直どっちゃでもいいですけどね。

とりあえず東アジア競技大会については技術委員会で正式にU-20代表で行くという決定が発表されて新しいことがわかればまた書きましょうかね。
スポーツ報知の勘違い?のおかげで東アジア競技大会のことが少し知れ渡ったのなら今回はこれでOKかもしれません(笑)