カゴメ(本社・愛知県名古屋市)は26日、「野菜一日これ一本」190gをリニューアル発売する。(写真提供:カゴメ)

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 カゴメ(本社・愛知県名古屋市)は26日、「野菜一日これ一本」190gをリニューアル発売する。(写真提供:カゴメ)

 栄養のバランスに配慮して30品目の野菜350g分を濃縮した野菜飲料。葉・果・茎・根の様々な種類の野菜をバランス良く使用し、不足しがちな野菜の栄養を摂ることができるという。

 リニューアルでは、賞味期限を1年延長し、3年とし、備蓄品として利用しやすくした。賞味期限の1年延長に伴い、栄養成分の一部について成分分解が進む可能性があるため、栄養成分表示を一部変更した。

 カゴメは、東日本大震災直後、被災地支援物資のひとつとして野菜飲料を約100万本提供致した。被災当初は、ミネラルウォーターや主食がわりになるパンなどの需要が高かったのに対し、避難生活が長期化する中で、被災地食の栄養バランスの乱れ(野菜不足・塩分過多によるビタミン不足・食物繊維不足)が問題視されるようになり、野菜飲料の需要が高まったという。

 震災を経て、野菜飲料が日常生活の健康だけではなく、災害時の非常食として栄養バランスを整えることに貢献できると考え、備蓄品としても活用できる賞味期限を延長した同商品の販売に踏み切った。家庭用だけではなく、行政などの備蓄品としての需要取り込みも狙う。(編集担当:柏大吉)