元日本代表FW大黒将志が岡田武史監督率いる杭州緑城に移籍へ

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 横浜FMは4日、元日本代表FW大黒将志が、元日本代表監督の岡田武史氏が率いる中国の杭州緑城への期限付き移籍を前提として、杭州緑城がキャンプを行っているトルコへ5日に渡航すると発表した。
 発表によると、大黒はトルコで正式契約を締結して、キャンプ終了後に一時帰国。その後、中国へ渡航予定となっている。

 大黒は発表の際、以下のようにコメントした。

「2年間という短い期間でしたが、応援していただきありがとうございました。F・マリノスのサポーターの皆さんはいつも一生懸命応援してくれました。そんな皆さんの声は、ピッチに立っている時にすごく聞こえていましたし、とても力になりました」

「チーム始動後の移籍ということでチームには迷惑をかける形となってしまいましたが、今回、自分の中で新たなチャレンジをするために、移籍を決断しました」

「2年間一緒にプレーをしたF・マリノスの選手たちが、今年こそ優勝という結果を出せることを願っています。そして、選手みんなが怪我なく1年間を終えることが出来るように願っています」

「僕は中国に行って、そこでたくさんゴールをしてチームの勝利に貢献出来るように頑張りたいと思いますので、横浜F・マリノスと大黒将志をこれからもよろしくお願いします」

 32歳の大黒は、G大阪の下部組織から1999年にトップチームデビューすると、2001年は札幌に在籍。2002年にG大阪へ復帰して、2006年にグルノーブルへ移籍した。トリノを経て、2008年に東京Vに移籍して日本復帰を果たすと、横浜FC、FC東京にも在籍。2011年から横浜FMでプレーしていた。

 なお、日本代表でも22試合に出場して5ゴールを記録。岡田監督には、札幌在籍時に指導を受けていた。

[写真]=鈴木敏郎