レアル・マドリーではさまざまな話が渦巻いており、小さな改革が訪れようとしている。ジョゼ・モウリーニョ監督の時代、より大きくはポルトガル人の時代(クリスティアーノ・ロナウドやペペ)が本当にあと数カ月で終わりを迎えようとしつつあるからだ。直近のうわさでは、ジネディーヌ・ジダン氏がフロレンティーノ・ペレス会長にマルチェッロ・リッピ監督の招へいを勧めているという。

スペインのメディアは、レアルが後任監督について調査していると報じている。これに対し、セミナーに出席するためにドバイに到着したモウリーニョ監督は、「今は自分の未来について話すときではない」と返答した。緊張を解く返答ではない。

『パイース』によると、ペレス会長は11月から各方面に相談をしているという。信頼する人間のうちの一人が、ジダン氏だ。『マルカ』は、2000万ユーロ(約22億8000万円)でモウリーニョ監督を予定より早く退任させ、困難にあるレアルにリッピ監督を呼ぶことをそのジダン氏が後押ししていると報じている。

しかし、リッピ監督は『ラジオ・キス・キス』で次のように否定している。

「ジダンの助言で私がレアルへ? まったく事実ではない。レアルのような重要なクラブとの話が出るのは悪くない気分だが、まったく具体的なことはないよ。ジネディーヌとペレスが何を話したのかは知らない。私も新聞で知ったんだ。でも、私にはまだ広州(恒大)であと2年の契約があるし、あらゆる点でとてもうまくやっているんだよ。まだ何も起きていない。連絡を受けても、まだ私は契約下にあると繰り返すだろうね」