9月4日夜、広島市内で塾帰りの女の子を旅行バッグに押し込んで連れ去ろうとして、監禁・未成年者略取などの容疑で逮捕・送検された成城大学2年生、小玉智裕容疑者(20)。そのロリコンぶりが明らかになりつつある。
 「夏休みだった小玉容疑者は、7月29日から広島市内に住む祖父母宅を訪れ、8月21日からは広島の合宿自動車教習所に通い、犯行当日の9月4日午前中に卒業検定に合格。その後、教習所が手配していたホテルとは別のホテルにチェックインし、女の子の物色。午後8時半過ぎにバス停で母親を待っていた小学6年生の女児(12)にナイフを突きつけ、旅行バッグ(高さ奥行き各30センチ、横70センチ)に押し込めてタクシーでホテルへ連れ込もうとしたのです」(社会部記者)

 小玉容疑者は広島市で小学生高学年までを過ごし、その後、両親とともに福岡市へ移住し中学・高校と過ごした。当時は「温和で真面目な生徒で、友人たちとも普通に交流する子だった」(知人)という。
 高校時代の成績は優秀で、推薦で大学へ進学。居合いのサークルに所属し、10万円以上もする模擬刀を購入するなど活動に力を入れていたが、両親が離婚してからは元来内向的だった性格が再び顔を出し始めたという。
 「その頃からあまり大学にも行かず、パソコンでオンラインゲームをしたり、美少女アニメの『プリキュア』にはまるようになった。外出したかと思えば、秋葉原のメイド喫茶に出向いていたようです。家宅捜索では幼女の監禁調教モノのアニメ動画も押収され、ネットの動画共有サービス『ニコニコ動画』のプロフィール欄には、将来の夢を《JC(女子中学生)になること》としている。少女への執着が垣間見えます」(同)

 自動車の免許を取得し、フェイスブックでは「どの車を買って、助手席に誰を乗せようか」と考える傍ら、鞄と結束紐、果物ナイフなどを予め用意する周到ぶり。“助手席”に乗せたかったのは少女だったのか。