サッカーのチームと同じ、11人だ。全員プレーしていなくても、それは重要ではない。むしろ、彼らは軌跡を残した人たちだ。2011年に始まった「殿堂」入りを新たに果たしたイタリアサッカー界のレジェンドたちが発表された。この賞は、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』編集長ら10名のジャーナリストで構成される委員会によって選出される。

今回選出されたのは、パオロ・マルディーニ、マルコ・ファン・バステン、ジョヴァンニ・トラパットーニ、ジャンピエロ・ボニペルティ、ルイジ・アニョリン、パオロ・カザリン、ディノ・ゾフ、アンジェロ・スキアヴィオ、コンチェット・ロ・ベッロ、ヴァレンティーノ・マッツォーラ、そしてネレオ・ロッコの11名だ。

最も注目される名前は、マルディーニとトラパットーニだろう。前者は獲得したタイトルの多さ(ミランで26個)や、セリエAと欧州カップ戦での出場試合数記録、後者は4つの異なる国での12個の国内タイトル獲得と、すべての欧州のトロフィーを獲得し、73歳の今でもアイルランドを率いて現役であることを評価された。

外国人選手枠として選出されたのが、1987年から引退した94年までミランでプレーしたファン・バステン。ベテラン枠はイタリア代表で唯一、ワールドカップとEUROの双方を制した経験を持つゾフ。ディレクターでは現役時代にも多くの勝利を収めたユヴェントスの元会長であるボニペルティとなった。

故人では「カテナッチョ」の発案者であるロッコと、「グランデ・トリノ」のキャプテンだったマッツォーラ。今回の“チーム”にはアニョリン、カザリン、亡くなったロ・ベッロと、3名の審判も選出された。

初年度となる昨年、「殿堂」入りしたのは、ミシェル・プラティニ、ロベルト・バッジョ、マルチェッロ・リッピ、アッリーゴ・サッキ、アドリアーノ・ガッリアーニ、ピエルルイジ・コッリーナ、ジジ・リーヴァ、ジュゼッペ・メアッツァ、ジョヴァンニ・フェラーリ、シルヴィオ・ピオラ、ガエターノ・シレア、アルテミオ・フランキ、オットリーノ・バラッシ、ヴィットーリオ・ポッツォ、エンツォ・ベアルゾット、フェッルッチョ・ヴァルカレッジ、フルヴィオ・ベルナルディーニ、ジョヴァンニ・マウロといった人たちだった。