ミランのアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は、例年のごとく、最後の駆け込み補強へと迫った。同代表取締役が狙ったのは、左サイドバックの補強だ。ジェノアDFルカ・アントネッリとDFジャメル・メスバフのトレードについて、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長を説得しようとしたのである。だが、同会長はこれを断った。

マッシミリアーノ・アッレグリ監督に左サイドバックをプレゼントすべく、ガッリアーニ代表取締役はアタランタDFフェデリコ・ペルーゾの獲得も打診したが、この可能性はすぐになくなった。一方で、ジェノアとは若手選手に関する取引がまとまっている。ジェノアには昨季グッビオでプレーしたGKドンナルンマが、ミランには1994年生まれのサイドバック、フェッレッティが加わる。

なお、前日にミラノ入りしていたMFナイジェル・デ・ヨングについては、31日午前中にメディカルチェックを済ませ、2015年までの契約にサインしている。ミランは1日、セリエA第2節でボローニャと対戦するが、デ・ヨングのほか、直近で加入したFWボージャン・クルキッチやFWエムバイェ・ニアンも招集メンバー入りしており、ベンチスタートになると見られる。

なお、ミランはMFマッシモ・アンブロジーニが復帰し、先発出場が予想される。FWジャンパオロ・パッツィーニもスタメン入りと見られている。