サウサンプトンはボローニャMFガストン・ラミレスの獲得に向け、同選手の保有権70%のために1500万ユーロ(約15億円)を支払うようだ。選手には年俸250万ユーロ(約2億5000万円)の4年契約と、背番号10を用意。こうしてラミレスを説得したようだ。あとはサインと、保有権の30%を持つペニャロールの了承だけだ。

ラミレス本人は『ガゼッタ』のインタビューで、「僕にとってこれが出て行くタイミングなんだと、ボローニャのサポーターが分かってくれるのを願っている」と認めている。だが、ボローニャのアルバノ・グアラルディ会長はこの日、『スカイ・スポーツ』で次のように語った。

「細部を詰めるだけではない。選手のコメントにかなりいらいらしている。ラミレスは(ファンに)あいさつしたけど、ボローニャから彼が出て行くのは、今はない適切なオファーが届いたときだけだ。彼の代理人がサラリーについて合意したかどうか、私には関係ない。だが、クラブ間の合意はないんだ。1500万ユーロ? 適切なオファーは今のところない。今はかなりストップしている状態だよ」

なお、アタランタFWマノロ・ガッビアディーニはボローニャに加わることになるようだ。ユヴェントスとアタランタは先日合意に達しており、ユーヴェがボローニャに同選手をレンタルさせることになる。グアラルディ会長はガッビアディーニについて、次のように語った。

「彼の加入は時間の問題だ。この交渉をまとめようとしているところだよ。1カ月前から動いているんだ。(チェーザレ・)プランデッリ監督がイタリア代表に彼を招集したことは、待った我々が正しかったことを示してくれたね」