伊藤英明、『海猿』で人命救助した後は皆殺し!『悪の教典』での変ぼうぶり!
映画『BRAVE HEARTS 海猿』が大ヒット公開中の俳優・伊藤英明が、今秋公開の映画『悪の教典』では大量殺戮(さつりく)事件を起こす高校教師を演じる。『海猿』シリーズでは人命救助に命を懸ける主人公・仙崎大輔というハマリ役を手にした伊藤が、今度はその正反対ともいえる作品でどんな演技を見せてくれるのかが一つのポイントになっている。
映画『悪の教典』は、貴志祐介の小説を鬼才・三池崇史監督が映画化した作品。生徒から絶大な人気を集めるさわやかな高校教師が実は生まれつき他人に共感できないサイコパスだったという衝撃的な設定の下に、主人公・蓮実が学校の問題を解決するため、そして自分の立場を守るために、自分のクラスの生徒を次々に殺していくという問題作だ。
すでに公開されている『悪の教典』の特報映像では、人気教師だったはずの蓮実が一転、殺人鬼へと変ぼうするさまがとらえられており、そのギャップを表現した伊藤の演技力は多くの映画ファンをうならせるはず。また『BRAVE HEARTS 海猿』と同年公開ということもあり、どうしても『海猿』のイメージを引きずってしまうという人も少なくないだろうが、そうした人に、この俳優・伊藤英明の変身ぶりはより一層の恐怖を与えるに違いない。
海外では作品ごとに印象をまったく違うものにする俳優は珍しくないが、今回の伊藤の演技もそうした側面を見せている。三池崇史監督以下、二階堂ふみ、染谷将太といった海外での評価も高い面々のそろった本作は、日本映画界にかつてない衝撃をもたらす作品になることを予感させる。(編集部・福田麗)
映画『悪の教典』は11月10日より全国公開