“スーペルピッポ”ことFWフィリッポ・インザーギは、底なしの疑問に頭を悩ませている。一つは、監督としてミランに残ることだ。つまり、彼が世界で最も好きなサッカー選手をやめるということである。もしくは、現役を続け、ピッチのアドレナリンを感じ続けるのか。インザーギは、岐路に立っている。彼のキャリアで最も重要な岐路に…。

19日、スペイン『マルカ』は、ウディネーゼのポッツォ・オーナーが所有するグラナダが、インザーギに関心を示していると報じた。同クラブはすでにウディネーゼからFWアントニオ・フローロ・フローレスも獲得しており、“イタリア攻撃陣”を形成するというものだ。

『マルカ』は、インザーギの代理人とのコンタクトは続いていると報じている。だが一方で、インザーギにはアメリカのクラブも関心を寄せているようだ。

スーペルピッポの一日はこれで終わりではなかった。19日午後、インザーギはアドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役と話すために、ミランのオフィスへやって来たのだ。ガッリアーニ代表取締役は、インザーギにアッリエーヴィ(U-17)のベンチというポストを提示した。インザーギはこのアイディアを気に入っている。だが、もう少し考えたいのだ。

インザーギはオフィスの外で『ガゼッタ』の記者に、「まだ数日かけることにした。火曜に決める」と話している。このオファーを受けるということは、一つの歴史が終わるということだ。たくさんの、たくさんのゴールが散りばめられた歴史が…。