ユヴェントスはアーセナルFWロビン・ファン・ペルシ、リヴァプールFWルイス・スアレスから撤退することを決めているようだ。双方のクラブがあまりに迷っているからで、トッププレーヤーを狙って「幽霊」を追いつつ、結局は空手で終わるリスクがあるからだ。

また同時に、アントニオ・コンテ監督は、7月中にチームを完全にしたいと望んでいる。そのため、あと数日経てば、ユヴェントスはイタリアにいる2人のタレントを狙いに行くだろう。シエナFWマッティア・デストロとフィオレンティーナFWステファン・ヨベティッチだ。

実際、ヨベティッチは6日、代理人のファーリ・ラマダニ氏と長く時間をともにしている。同代理人は多くのオファーを受け取っており、チェルシーのほかに先日はアーセナルからの連絡もあった。アーセナルはファン・ペルシの後継者を探しているのだ。

だが、本当に“アツい”のはトリノへの道だけである。選手はフィオレンティーナにも代理人にも明確にしているのだ。フィオレンティーナから出て行くが、イタリアしかない。つまり、ユヴェントスということだ。

ヨベティッチの契約には3000万ユーロ(約30億円)の解除条項が含まれていると見られる。もちろん、すべてを金銭でとなると、ユヴェントスにとって多すぎるだろう。すべてが変わるかもしれないのは、トレード要員が1人、2人と織り込まれた場合だ。

フィオレンティーナのダニエレ・プラデSD(スポーツディレクター)は、ユーヴェFWファビオ・クアリアレッラを気に入っている。同選手のほかに、ユヴェントスはFWセバスティアン・ジョヴィンコ、MFシモーネ・ペペ、FWアレッサンドロ・マトリのうち、少なくとも1人を差し出す用意をしているようだ。長くても1週間のうちに、両クラブの間で何かがあるかもしれない。