ミランがFWマッティア・デストロの獲得に急接近している。アドリアーノ・ガッリアーニ代表取締役は29日、ジェノアのエンリコ・プレツィオージ会長と会談。ジェノアとシエナが共同保有しているセンターフォワードの獲得に動き出した。夕方に両者の会談が終わると、ガッリアーニ代表取締役はかなりの好感触があったようで、『スカイ』に対し、「次の年は、たぶん我々とプレーすることになるだろう」とコメントした。また、同代表取締役は、DFチアゴ・シウバの残留も改めて強調している。

デストロに関心を示していたクラブの一つであるローマは、MFマルキーニョの獲得を発表した。同選手は、フルミネンセからレンタルで今年1月に加入していたが、完全移籍が決まっている。移籍金は350万ユーロ(約3億5000万円)。選手は2016年6月30日までの契約を交わした。

ミランを退団したFWフィリッポ・インザーギは、引退という選択肢をキャンセルしたようだ。ピッポは、ブラジルのバスコ・ダ・ガマから連絡を受けたほか、中国のクラブやガラタサライからも関心がある。しかし、新天地候補の本命はイタリア国内だ。パルマ、ボローニャ、シエナなどがインザーギとの契約を目指している。ただ、その中でも最も強い関心を示しているのはアタランタだろう。選手は、今でも古巣に強い愛情を持っている。アタランタのアントニオ・ペルカッシ会長やピエルパオロ・マリーノSD(スポーツディレクター)との関係も良好だ。